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やりたい事をスムーズに叶えるための「100人の自分」という考え方


夢や目標に向かって進む時、あなたにはこのような経験はありませんか?

「目標を掲げてスタートしてみたけど、すぐに挫折してしまった。」
「何かを始めようとすると、必ず反対をする人が現れる。」
「自分の夢や人の夢に対して、『できない理由』ばかりを考えてしまう。」

今回は、このような状態を引き起こしてしまう心理と、これを改善し、スムーズに願望を叶えるための考え方をご紹介します。


例えば、自分の中には、100人の小さな自分がいるとします。
そして今の自分の行動はその100人の意思で決めています。

ある日、その中の一人が、新しく有益な情報を知り、新たな目標に向かってすごい勢いで走り始めました。

すると、それ以外の99人は、「ちょっと待て!」と、その一人を止めようとします。
みんな今までの環境で安心して生活できていたのに、急に違う事をやり始めたその一人を「危険だ」「あいつはおかしい」と否定し始めるのです。


これが、現実に何かを始める時の「不安」や「やらない言い訳」という願望のブレーキです。


それでも、その一人が走り続けていると、次第に数人がついてくるようになります。

徐々に増えて行き、先へ行こうとする人が増えてくると、それぞれの派閥ができます。

そうなると、「行こうとするエネルギー」と「止めようとするエネルギー」がそれぞれ意地になり始めるため、さらに対立するエネルギーが強くなります。

これはまるで、車のアクセルを踏みながら、ブレーキも踏んでいるような状態です。


これが、自分の中での葛藤や迷いであり、夢のために一歩を踏み出したはずなのに、そこに向かう行動とは、真逆の行動してしまう心理になります。


では、これを解決するために必要な考え方をご説明します。

「先に行こうとする自分」と「止めようとする自分」は、それぞれ違う意見を言っているのですが、その根底には、「どちらも自分を良い方向へ導こうとしている」という心がある事を知ってください。
それぞれが自分なりに、最前の方法で良くしようとしているのです。

現実で人とコミュニケーションをしているのと同じように、相手の気持ちを聞き、「相手も良くしようと思って言っている」という事を尊重する。

相手の気持ちを尊重する事で、次第にムキになる気持ちは落ち着いて行きます。

その上で、「ところで君はどうしたい?」と聞いてみます。

すると意外な事に、本当は反対ではなく、単なる急激な変化への拒否反応だという答えが出てくる事が多いです。
のちのちは、良い方向へ変化する事を望んでいるという事もわかってきます。

そして、それぞれの意見を聞き、同じゴールを持ち始めると、調和のとれた前向きな行動エネルギーが湧き出てくるようになります。

決して独裁政治ではなく、全員の同意のもとで活動するエネルギーには、「自信」や「信じる力」があります。

ブレーキを離し、アクセルを軽く踏むだけで、目標までスムーズに進めるようになるのです。


まとめると、
▶︎何かを始める時は、「変化したい自分」と「変化を恐れる自分」がいる。
▶︎「変化を恐れる自分」も自分を守る(良くする)ために言っているという事を知り、その気持ちを尊重する。
▶︎変化の先には、自分にとって良い未来がある事を言い聞かせる。そして納得する。
▶︎心の調和をとることができ、自信をもって活動に取り組めるようになる。

このような心理の仕組みになります。


僕自身はまだ、完全に調和をして物事に取り組めている訳ではありません。
それでも、ある程度の調和を感じて取り組めている時は、夢や目標が叶いやすくなっている事を体感しています。
なにより、これまでの人生での挑戦で何度もブレーキになっていた、自分の「不安」や「怠慢」を否定したり、落ち込む事がほとんどなくなりました。

時折、調和のとれた、とても魅力的な人にお会いする時があります。
そのような人は、存在自体に柔らかさやおおらかさがあり、言葉の中にも前向きな信念ようなものを含んでいます。
周囲の人とも調和をし、誰かを犠牲にする事無く、自分の心地よい環境を作りあげているのです。

僕は、この世がもっと「やさしい世界」である事を望んでいます。
「甘え」や「苦労」などを目標達成の引き合いに出す必要のない世界です。

夢を叶えるために懸命になってもいいし、失敗してもいい。
夢があってもなくても、日々の幸せを感じながら生きている。
それぞれの人生があり、人が人の人生を認め合える。

そんな人が増えれば、皆が心地よい人生を送れると思うのです。

今日も素敵な人生をお過ごしください。


鈴木天尋


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