この世界で生きていく上で、人と人の繋がりは必ず必要になります。

それがたとえ、山の奥でひとり隠居の身の生活であろうと、
たとえ、大海原の船の上でひとり過ごしていようとも。

その心の中には、必ず「誰かの存在」があるはずです。

「なぜ人は人と関わり続けているのでしょうか。」

この問いは、大昔から先人たちが人生を懸けながら、答えを導こうとしてきました。

でもその明確な答えを明示できた人は、未だ誰もいません。

もしかすると”答えはない”のかもしれません。

人との繋がりにおいて、喜びを感じる事もあれば、辟易としたり、疲弊しきってしまう事もあります。

でも、もしも僕が、人間のいない地球に舞い降りて、すべてを創造する力を持っていたとするならば、やっぱりこの地球に”人間”を創りたいと思ってしまいます。

不思議ですよね。
人が存在する答えがわからないのに「人を創造したい」だなんて。

何がそう思わせるのか？
少しだけ、自分の想念の中に潜ってみました。

「もしも、自分が創造した世界の中で、また人々と一緒に生きるとしたら、自分はどんな存在になりたいか？」
と問うてみました。

答えは、やっぱり今と同じように「万人の中の一人でありたい」でした。

決して、創造主や神として崇めらるような特別な存在になりたい訳ではありません。

自分が生んだ人間たちが、それぞれの”個”の意思によって自由に考え、それぞれの意思によって、動き、自分たちの生活を作りながら生きている。

それを、僕自身も”一人の人間”としての立ち位置から観察していたい。

ただそれだけでいいかなと思います。

そう思うと、今生きているこの世界は、見事に願いが叶っている事になります。

自分が神様かどうかは別として、神や創造主になったとしても、今と同じような生き方をするという事になります。

この世の中は、それぞれの人の”意識”が創り出しています。

あなたの”意識”が”あなたの住む世界”を創りあげています。

全員が自分の心の深い部分に、「創造主の意思」を宿しています。

この世界を「この世界」と捉え、認識しているその意識が”創造主の意識”です。

だからこそあたなの中に、今も感じている”世界観”があるのです。

同時に、”ひとりの人間”としてのあなたもいるはずです。

世界観の中で生きる創造主ではなく、社会の中で生きる”自我”という存在です。

人間社会の中で生きるには、この”自我”のパフォーマンスありきです。

ということであれば、やっぱり”自分（自我）”は、自由に生きるべきである。
という答え以外に見つからないのです。

自分の意思で考え、自分で決め、自分で生活をして、自分で営み育む。

これって、人間以外の動物たちは、当然のようにやっている事ですよね。

”自分で生きる”を意識して生活していると、最近は”確かな幸せ”を感じるようになりました。

どうやら自我が自分らしく生きる事で、創造主が幸せを感じているようですね。

「もしもあなたが、人間のいない地球に舞い降りて、すべてを創造する力を持っていたとするならば、あなたはどんな世界を創りたいですか？」

ぜひ想像してみてください。

今日も素敵な人生をお過ごしください。

鈴木天尋

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