見出し画像

”常温”に喜びを感じる事で、穏やかで豊かで幸せな人生へ


「うつ病とは、闇よりも光の方が多いと期待している幻想」

今日、このような言葉を見かけました。


物事には、必ず”光の面”と”闇の面”があります。

そして、光も闇も必ず同じ量を含んでいます。
どちらが多く、どちらが少ないという事はありません。

そして、人生をトータルで見てみると、これもまた光と闇は同じ分量で体験をします。

闇を見ようとせず、光ばかりを求めていると、「闇も感じろ!」と人生からのサインとして、うつ病やネガティブ思考の世界が訪れます。

そんな人が闇を感じ切って光と闇の両面を知る事ができれば、徐々に解放されて、”穏やかな人生”を過ごすようになります。

仏教でいう「中庸(ちゅうよう)」もこの、2面の真ん中の事を意味しています。



今の世の中は、感情のピークにある喜びだけを”喜び”として認めるような風潮があります。

いわゆる”達成”や”ワクワク”といった、わかりやすい幸せ感です。

もちろん、それらも喜びのひとつなのですが、その喜びに依存をしてしまうと、”達成しない時”、”ワクワクできない時”は、「今は幸せを感じられない」と思うようになってしまいますよね。

極端な喜びを求めている時ほど、”そうでない時”には、深く落ち込んでしまいます。

これも、”感情の光と闇”の性質のひとつです。



深く穏やかで豊かな幸せを得るためには、”行動”にフォーカスをするのではなく、”観察”をしてください。

人は、日常を生きていると、自分の意思や行動に関係なく、様々な”出来事”が自然発生します。
砂浜の波打ち際に素足で立つと、あなたが動かなくとも波はあなたの足首を触ったり離れたりするように。

決して、あなたに起こる”出来事”があなたを幸せにしてくれる訳ではありません。

”出来事”に対して、あなたが”心で観察をする事”や”感じる事”があなたを幸せにしてくれるのです。

そして、強い”達成感”や”ワクワク感”を感じた時は、あえて少しだけ冷めた感情で観察をしてください。

達成感やワクワク感というのは”熱々の感情”であり瞬発力のある非常に強力なエネルギーです。
このようなエネルギーは、直後に急激にマイナスまで落ちる力が働きます。

この熱々の感情に100%の依存をしてしまうと、ジェットコースターのように天から地へと急激に落ち込んでしまうのです。



幸せであり続けるために心が感じるべきポイントは、「常温」です。

より正確には、常温よりも少しだけ温もりのある「人肌」といったところでしょうか。

人肌ほどの、少しだけ温度の高い”温もり”を感じられる感覚こそが、人を”深く穏やかで豊かな幸せな人生”へと導いでくれるのです。

ちょうど今ごろの春の日ざしのような。
母親に抱かれた時の安心感のような。
そんな”愛”を感じる時と同じ温度の感覚です。


この”温もり感”を観察する習慣が身についてくると、生活の中のいたる所で”幸せ”を感じられるようになります。

「幸せたちは、今までこんなにも自分を囲んでくれていたのか」と気がつくようになります。

尖ったワクワク感ではなく、深い感謝のワクワク感を感じるようになります。

決して他人に示す必要のない、自分の中で完結できる自己信頼と安心を感じるようになります。

「あ、人生は大丈夫なんだな」と思えるようになります。



今幸せな人もいれば、どうしても幸せを感じる事ができずに、迷いの中にいる人もいるかと思います。

焦らずにひとつ一つ感じてください。

幸せというものは誰もが感じられる感情です。

この世の全員が幸せな人生を過ごしても良いという事です。

そして、そうなって行く事を心より願っています。

ぜひ幸せな人生を過ごしてください。

今日も素敵な人生をお過ごしください。


鈴木天尋


===
今回の記事がお役に立てたのなら【♡スキ】を押していただけると嬉しいです。
記事のシェアは大歓迎です。SNSでのシェアもご自由にどうぞ。

また、考え方に共感してくれそうなご家族やお知り合いがいましたら、このnote を紹介していただけると嬉しいです。

ご相談やご質問、仕事の依頼は、サイト1番下の「クリエイターへのお問い合わせ」または、こちらの相談フォームURLからからお願いします。(継続するお取り引きの場合はメールアドレスをご連絡致します。)

https://www.secure-cloud.jp/sf/1541309434QbVHTLlJ

「お悩み相談」も受け付けておりますので、ぜひご相談ください。※ご相談には可能な限りお答えさせていただきますが、当方のスケジュールや内容によっては、対応しかねる場合もございます。※ご相談の内容は個人情報を伏せた上で、noteや当方関連サイトにて回答させて頂きます。


最後までお読みいただきありがとうございます。 ご支援は書籍購入など、今後のインプット活動に活用させていただきます。 皆様の役に立つアウトプットをして行けたらと思っております。