会社勤めの頃、「努力すること」「挑戦すること」「責任を持つこと」が仕事において大切であると教えられ、その姿勢を評価されてきました。

しかし今は、そのどれも必要ないと思っています。

苦しく嫌な事でも我慢をして努力をする事。
どんな事でも常に挑戦をする姿勢を持つ事。
仕事には責任を持って最後までやり通す事。

何かを成す事において、ここ追いかける必要はまったくありません。
むしろこれらの意識を持ち続ける事で、「幸せ」を自分からどんどん遠ざけてしまっています。

これらの考え方を持っている人は、「成功は苦しみの上に成り立つもの」という思考に陥っています。
そのせいで、「楽に達成できてしまう事」や「ラッキーで達成できた事」を評価する事を嫌うでしょう。

どんなに苦しかったとしても、何かを達成した時は大きな喜びがあります。
ただし、そこに行き着くためには、必ず苦しい道のりを通らなければならない。
それを他人にも自分にも強い続けていれば、常に自分に負荷をかけ続けて無理をしているので、いつか疲弊をしてしまいます。

いずれエネルギーが枯渇して、何度挑戦をしても達成できなくなります。
最後までやり通せない事が何度も続きます。

そして自己嫌悪に陥り、自分の価値を落としてしまう事に繋がってしまうのです。

何度も言いますが、何かを成すために苦しむ必要はありません。

必要なのは、自分の心に正直になること。

頭で考える思考ではありません。
損得やメリット・デメリットでもありません。

心が喜ぶ事、心が受け入れる事を辿って行く事で、本当に欲しかった物、大切にしたい物が、気がつけば手元に来てくれるようになります。

おいしいお米を作るには、農家の方がその稲に適した環境に植え、大切に大切に育てますよね。
きれいな花を咲かせるには、その花に適した土の栄養と水と太陽の光が必要になりますよね。

あなたが何かを成すためには、あなたの本心が本当に欲しているものを与えてあげる事です。

人間の良い所は、植物とは違って、自分で自分の環境を変えて行けます。

心がピリピリする事はやらない勇気、
心が受け入れない事は断る勇気を持つ事。

自分の身体と心が日々健やかで健全でいる事。

今あなたが生きている人生は、あなただけの物です。
あなたの心に栄養をやり、水を与え、陽の光を注ぐ事ができるのはあなただけなのです。
自分を押し殺してまでも、他の誰かの人生観を生きる必要なんてまったくありません。

立派な人になる必要もなければ、立派な人と比べる必要もない。

人を裁いたり咎めたりする必要もなければ、人に裁かれる必要もない。

自分は「今この瞬間はどうしたいのか」を心に聞いてみてください。
そして、ぜひ心に聞く事を習慣にしてください。

「恐れ」ではなく「愛」を持って選択をしてください。

とにかくただ自分を心地よく、幸せにしてあげること。

今日も素敵な人生をお過ごしください。

鈴木天尋

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