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FB VR study group:VRについて考える

こんにちわ、テンクモです。
社内の勉強会で調べた内容、喋った内容をまとめたモノになります。複数回に分けて書いていこうと思いますが、あくまで主観の記事ということで鵜呑みにしないようにしていただけますと幸いです。

# VR=仮想現実?

VRはVirtual Realityの頭文字をとった単語です。
PSVRやOculusなどといった、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の普及とともに「VR」という言葉は、実写もCGもいわゆる「全天球動画」というふうに認識をされているように感じます。

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日本語に訳すると「仮想現実」と訳されることが多いようですが、もともと英語の”Virtual”という単語には「厳密には異なるけど、ほとんど同じ」という意味があるため、「仮に想定する」という意味の"仮想"と訳すのはちょっとニュアンスが異なります。正しくは、Vitual Realityは「現実ではないけど、大体現実と同じ」といった感じでしょうか。

なので厳密にVitual Realityを定義すると、たとえば他人の生活や人生を垣間見るテレビドラマもVRでしょうし、仏教美術も仏の教えを視覚的に再現しているのだからVRなんだと思います。

# VRブームの歴史

ここ2~3年は毎年のようにVR元年と言われていますが、過去には大きく分けて3度のVRブームがありました。※所説あるので鵜呑みにしないでください。

- 第1次VRブーム → 1989年~
例えばNASAの宇宙訓練用などの用途での研究はもっと昔からされていたみたいですし、アート界隈でいろいろあったようですが、個人的にはバーチャルリアリティという言葉を作りだした、VPL Researchという企業のHMD「EyePhone」の一般発売から始まったと考えています。
見た目は現在のHMDと同じような形ですが、当時は解像度100×150pxで、価格も300~400万円くらいしたようです。ソースは近年のVRブームで、いろんなところに転がっているのでググってみてください。

- 第2次VRブーム → 1995年~
次のブームは1995年にAppleがリリースしたQuickTimeVRというプラグインの発表だと思っています。インターネットの爆発的な普及と相まって、音楽ライブ会場の写真や、軍艦島の写真などさまざまなコンテンツを自宅に居ながら楽しめるようになりました。
95年のWWDCの動画などがYouTube上に上がっていますが、ステッチと呼ばれる写真をつなぎあわせる作業など、インターフェースは大幅に変わりましたが、やっていることはほとんど同じだな、という印象です。

- 第3次VRブーム → 2015年~
今のブームは2015年のOculus一般発売からと言われています。同じ年にPSVRやHTC VIVEなどゲーム系のHMDが一気に発売されたこともあって、TV番組などでも盛んに紹介されていた気がします。今もこの時のブームを引きずっているところですね。

# VRの今後

作り手側も、視聴側も参入のハードルが下がり、ゲームやエンタメ、広告や学術など、さまざまなジャンルで新しいコンテンツが日々増えています。また、中国を中心にAR/VR関連の基幹技術に対する大規模投資が続いています。
この流れで当面は玉石金剛、様々なコンテンツが氾濫する状況は変わらないと思いますが、できることならVRである必然性のあり、クオリティが高いコンテンツが増えることで、コンテンツ触れた人がVRという手法に興味を持ってくれると面白くなるな、と思っています。

# 人材募集しています

弊社、Web制作プロダクションなのでそちらに寄った求人なのですが、近年VRに関するお問い合わせも増えていますので、そういうことにも興味あるぜ!って方いらっしゃいましたら是非に。(相変わらずカードの埋め込みがうまくいかなかったのでテキストリンクで)

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