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【概要】天文アウトリーチで巡る米国天文台調査の旅

このたび公益財団法人カメイ社会教育振興財団(仙台市)および全国科学博物館協議会(東京都)から助成を得て、9/20〜10/5の約16日間にわたり、米国の著名な天文台のアウトリーチ活動に関する現地調査を実施しています。

調査は、事前に各施設の担当者に質問リストにお答えいただいた上で、必要であれば一部Zoomによる事前ヒアリングも行い、最後に現地調査を行うというもの。

一般公開されているツアーに参加するだけでは難しい、現地のアウトリーチ担当者に直接インタビューを重ねることがポイントです。

この調査の目的は、日本における”公開天文台”としての文脈=アウトリーチ活動に焦点を絞り、米国内の著名な天文台における実際の取り組みやその目的、成果や課題について深く掘り下げること。

そして、我々の日本の公開天文台の取り組みが、米国と比較してどのように位置づけられるのか明らかにすることです。


調査対象は、アメリカ西海岸の下記天文台です。
・Mt.Wilson Observatory (Los Angeles)
・Chabot Space & Science center (旧称オークランド天文台、San Francisco)
・Lick Observatory (同)
・Palomar Observatory (LA)
・Griffith Observatory (LA)

※Kitt Peak National Observatory (Tucson) はコロナ対策で部外者シャットアウト。。。やむなく調査を諦めました。


もっとも、こういったアウトリーチに的を絞った海外調査は近年(今まで?)事例がなく、そもそも米国の担当者が日本の公開天文台関係者に会うのがほぼ初めてのようです。

まずは彼らと仲良くなること、私たちのコトを知ってもらうことが、はじめの一歩として大事なのかなと思っています。

いずれ調査結果をまとめ、全科協はじめ各所で発表すると思います。

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