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9時42分の30分後がわからない

問題:今から30分後は何時何分でしょう?
今が9時42分だから…

42+30=72………

72=60+12………

10時12分だ!!
と、プロセスが長すぎるため考えている間に1分過ぎる。なので正解は余裕を持って10時13分。


僕はこの手の計算が苦手だ。
でも数学が苦手だったってわけじゃない。むしろ文系だけど得意なほうだった。バッティングが強いピッチャーみたいだね。セリーグ向きだ。

すごいバカみたいな話だけど、
僕にとって30分後は「クン👉クーン!👇(180度)」で、45分後は「クン👉クン👇クーン!👈(270度)」だ。
時計の針をイメージして、実際に脳内で針を動かして考えている。生まれてからずっとこのやり方で時間を考えているので、もはや今更これを変えられない。

上司「今から30分後に会議をします」
僕「……??」
上司「今からクンクーン!で会議をします!!!」
僕「分かりました!!!!!!🌼🌸🌻」


わかりやすく適切な指示でお願いします。

ものの考え方の癖。
数字とか、形のない何かを考える時は必ず脳内に何らかの映像が生まれる。
よくある「1は白で2は青」みたいな話だね。
みんなもきっと似たようなことを考えると思うけど、誰かの脳を試したことがないからそれは分からない。誰か試させてほしい。脳。
試させてほしい気もするけど、試したら元の自分には戻れないような気もする。実現しないことをうだうだと悩んでも意味はないのだけど。

僕は「道」という漢字と「通」という漢字がどっちがどっちか分からなくなる。
意味も似ているし形も似ているからだ。なんなら統一しろよとすら思う。「道る」で「とおる」でいいだろと結構不満だ。
しかし実際に漢字を変えられるほどのインフルエンサーではないため、覚えにくいながらも従うしかないのだ。あとフォロワーが5000人ぐらいいたら変えれたかもしれない。

これらの思い出し方だが、
「道」は「幼なじみのタカヒロくんの家の薄暗い部屋(タカヒロくんの部屋ではない)の白い棚の引き出しの中」だ。そこに『道』という形が入っている。
「通」は「タカヒロくんの家までの20段の階段の7〜8段目」だ。そこに落ちている。

つまり道という漢字を忘れたら脳内でタカヒロくんちまで行って棚を開けたら思い出すことができる。思い出せるというより「そこにあるから見ることができる」だけど。

受験勉強中も教科書のページレイアウトを暗記して覚えていた。「ナポレオンの肖像画の下に「サルデーニャ」という文字が書いてあったぞ」といった具合に覚えていたけど、「ナポレオン」が「サルデーニャ」で何をどうした結果、世界がどのように変化したかまでは全く理解していなかった。
なので暗記メインのものはそこまで得意ではなかった。
本当に知識として自分の中で習得できる人は偉いよね。


今年やった大きなことのひとつに、Googleマップで今まで行ったお店に全てピンを刺す行為を始めたことがある。

行ってみたいは文字どおり行ってみたいところで、お気に入りは行った場所。べつに気に入ってなくても行ったところはすべてお気に入りに登録する。

やってるうちになんとなくルールができてきて、チェーン店とかはピンを刺してないけど、特別なチェーン店(バイトしてた等の特別な思い出があるところ)はピンを刺している。
複合施設内の店は刺しづらくて刺してない。
一部山や海岸等や観光地とかも刺す時もある。

これがものすごく楽しくて、今年はX(旧Twitter)を開いている時間より、Googleマップを開いている時間の方が長かったような気がする。

ほとんどの知識や記憶が映像と紐づけられているため、マップを開くと、マップそのものが持っている情報以上の情報量が僕の中に蘇ってくる。
中華料理店のピンをタップすると、この店で皿うどんを食べている時、父は僕に「自営業は税の補足率が会社員より少ない」と話していたことを思い出し、自営業の税の補足率について思い出すことができるのだ。
マップ上に広がる道路はまるで脳のシワみたいで、もしかしたらこの地図は僕の脳そのものなのかもしれないなと思った。


さて、もう年末ですね。
4月がめっちゃ左の方に見えますね。
3月は右ですか?僕は右です。

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