内閉鎖筋・外閉鎖筋 ー閉鎖筋群の重要性と運動療法の一案ー【内閉鎖筋編】
内閉鎖筋や外閉鎖筋というと
・深層外旋六筋に含まれる
・股関節外旋作用を有する
・骨頭を求心位に保持する役割を担う
これらの特性は一般的によく知られています。
外旋筋力の低下や股関節の不安定性を認める場合には、これらの筋を介入のターゲットとすることが多いでしょう。
しかしながら、これだけの知識では他の深層外旋六筋との違いを理解することができず、深層外旋六筋を一括りにして考えてしまう可能性があります。
それでは効率性が低下します。
深層外旋六筋の中でも閉鎖筋群は特に重要な役割を果たしており、その機能解剖をより深く理解することで、効率的な運動療法につながるはずです。
変形性股関節症やTHA患者を担当する機会の多い人ほど、この効率性を重要視していただきたいです。
かなりのボリューム感になることが予想されるため【内閉鎖筋編】【外閉鎖筋編】の2部構成でお届け致します。
今回は【内閉鎖筋編】↓
少しでも臨床のヒントになっていれば幸いです!!!