打ち方か戦い方か。結論、打ち方です。

こんにちは。八尋です。
今回は「打ち方か戦い方か。結論、打ち方です。」というテーマでお話をしていきます。

今回のテーマの対象者は
・打ち方と戦い方はどっちの方が大事か気になる
・どんな練習をするのが効率が良いのか知りたい
・永遠のテーマ。八尋の結論はいかに

「テニスは対人スポーツ、オープンスキルなんだから戦い方でしょ!」と思うあなたへ、私の簡単な自己紹介をさせてください。
私は現在、福岡県久留米市でフリーランスのテニスコーチをしています。
大学時代に、関西学生テニス選手権ベスト4まで登り詰めた後、どん底の10年を経験しました。
それは「イップスの発症」です。
優しく打てばネット下段。しっかり振り切ろうと思うと相手コート後ろのフェンス直撃。
悲劇の始まりから「打ち方の改善」により、やっと試合でも思い通り打てるようになった。という経験から「最終的には打ち方が大事」だと確信しています。

それでは本題に入ります。
今回のテーマは「打ち方か戦い方か」ですが、打ち方が大事という理由を3つに絞りました。

①怪我
②勝てない
③常識

です。
1つずつ深堀をしていきます。

「打ち方か戦い方か。結論、打ち方」の理由
①怪我
まず、最初に考える必要があるのが「怪我のリスク」です。
どんなに試合に強かろうと、病院に行きながら、サポーターやテーピング、をしてプレーしている方いませんか⁉︎
昔の私もそうでした。
よく試合で足を痛めてテーピングでガチガチに固めて無理矢理プレーしていた時がありました。

間違った動きのまま、プレーを続ける事で次の2つが無駄になります。
・時間の無駄
・お金の無駄

痛みがあるのは「動き方を間違えているよ」という身体のサインです。
まず「時間の無駄」ですが、怪我をしたままプレーをすることで
・痛みを気にしながらプレーしないといけない
・終わった後、痛みのケアをしないといけない
・痛みがヒドイと病院にいかないといけない

など沢山の時間を無駄にします。

そしてもう1つが「お金の無駄」です。
怪我をしているとお金が無駄になります。
具体的には
・テーピングやサポーターなどのお金
・病院や整骨院、マッサージなどに通うお金
・ラケットやストリングなど怪我しない為の用具の購入
などが当たります。

「私はもう年だから仕方ないよ!」
年を感じている方ほど、怪我をしない為にはどうしたら良いのか、真剣に考える必要があります。
自分の打ち方を動画撮影して、どんな打ち方をしているのか知るところから始めてみてください。


「打ち方か戦い方か。結論、打ち方」の理由
②勝てない
を解説していきます。
「戦い方を無視して打ち方ばっかりの方が勝てないでしょ!」という方は少し落ち着いてください。
ここで私が伝えたい「勝てない」は「安定して勝ち続けれない」ということです。
つまり優勝するまで勝つ為には「打ち方」が大事になります。

理由は
・優勝するには体力が必要
・調子の波

の2つになります。
1つずつ深堀をしていきます。

「優勝するには体力が必要」から解説します。
大会で優勝するには、4試合以上は勝たないといけないと思いますが4試合ともベストパフォーマンスをするには、体力が必要です。
「体力をつける為にランニングや筋トレをやってます!」というのも、もちろん良いのですが、疲れにくくする為の打ち方も考える必要があります。
足し算だけではなく、引き算も大事だということです。

次の「調子の波」を解説します。
試合で勝ち続ける為には「調子の波」は少ない方が良いです。
「先週は調子良かったのに、今日はダメダメだったよ」みたいな経験はありませんか⁉︎

調子の波が大きいと勝ち続けることができません。

調子の波が大きい方は「筋肉」が頑張っています。
・ラケットとボールが当たる瞬間に握力を入れたほうが良い
・打つ時に声を出した方が良い
・ボールを打つときは足で地面を蹴った方が良い
そんな人は調子の波が大きくなります。
強いボールは打てるけど、安定しない人は打ち方を改善すれば調子の波が少なくなります。

「なんとなく言ってることは分かったけど、打ち方はどう変えたらいいの」という疑問をもっている方は、次の話を参考にしてください。

「打ち方か戦い方か。結論、打ち方」の理由
③常識
「八尋が考える常識と私が考える常識は違うぞ!」という方は一旦落ち着いてください。
ここで私がお伝えしたい常識は私の考えた常識ではありません。
「じゃあなんだよ」という方へ次の2つを説明します。

・身体の作り
・重さの向き
です。

まず1つ目の「身体の作り」から解説します。
「身体の作りは人それぞれ」という方がいますが、ここで考えてほしいのは「共通した身体の作りです」
例えば
・手首や肘よりも肩が太い
・足首や膝よりも股関節が太い
・関節が曲がる方向は同じ
・身体が持っている反射機能
など共通している部分は沢山あります。

もしも
「私は、肩よりも手首の方が太いです。」
「俺は肘がみんなとは反対に曲がります」
とか言われたら打ち方なんか教えることはできません。
そんな人がいたら教えてください。

もう1つは「重さの向き」です。
私たちは、重力によって地面の方に引っ張られています。
「福岡ではボールを落とすと真下に落ちるけど東京だと斜めに落ちますよ。」
とか言われたらお手上げです。

「物は下に落ちる」ということは決まっているのであれば「打ち方」を考える上で、考える必要があるのは、「身体の重さと長さを利用して打てているか」という事になります。

重力に逆らうと無駄に筋力を使います。
重力を利用してボールに力を伝え、筋力を利用してボールをコントロールしましょう。

それでは、今回は「打ち方か戦い方か結論、打ち方です」というテーマでお話しをしていきました。
最後に補足をすると「もちろん戦い方だって大事」ということです。
「打ち方だけやっとけば、すべて解決!」なんてことはなくて、打ち方には常に細心の注意を払いながら、戦い方も学んでいきましょう。

打ち方を考える大きなメリットは
・コートやボールがなくてもいつでも練習できる
・友達と時間を合わせなくていい
など、時間、場所、人間関係が必要ありません。

ライバルとの差をつけられるかは「みんなが見ていないところで努力できるかどうか」です。
という言葉で今回の動画は締めさせていただきます。

このチャンネルでは今回のような「考え方」やテニスの上達方法、試合での勝ち方など、あなたに役立つ情報を発信していきます。

最後まで見ていただき、感謝致します。

ありがとうございました。

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