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腰痛の治し方             手のひら先生の高麗手指鍼療法 69


腰痛の話題を取り扱うようにとご指導いただいたので、手のひら先生の腰痛治療法を書きます。

第二の人生の職業と考えて、40歳から鍼灸学校に入りました。

知らないこととはいえ腰痛など治すのは簡単なことで、自分はもっと難しい疾患を治すんだと考えていました。

ところが開業して分かったのは、世の中で鍼灸に求めるのは腰痛肩凝りでした。

関節リウマチまで治せるようになりましたがあまり需要がなく、腰痛肩こりの治療の方が簡単なのに儲かることが分かりました。

しかしなぜかいまだに脊柱管狭窄症とか坐骨神経痛治療が巷で多いのには驚きます。

20年前には大阪から来られた患者さんもいましたね。

楽になったと言って2枚目の秘密の名刺を頂いたこともありました。

なぜ腰痛が多く治すところが少ないのでしょうか。

技術がないからでしょうか?

腰痛治療の鍼灸にそれほど差がないように思えるのですが、なぜかと考えるとそれは腰痛の原因が理解されていないからではないかと推測するのです。

1、腰痛はなぜ起こる

むかし読んだか知ったかうる覚えの情報で申し訳ないのですが、なぜ腰痛が起こるかの説明がありました。

滋賀大学横田敏勝教授がおっしゃている説、血流障害が起きると脳は傷みとして感じるのだ。

このことから高麗手指鍼で手のひらに鍼を刺すことで、痛みが取れることの理論が完成されたと考えています。

さらに最近の研究だと人間の身体は思っている以上に精密に出来ています。

「えっ?機械みたいに治療に答えがきっちり出るな」と思えるのです。

確かに病気となると原因が多岐にわたるので、治療も異なり治療回数も期間も異なります。

しかし腰痛の治療になるとそれほどの誤差がないように思われます。

私の治療では 3回 6回 12回目の治療で人間の身体は変わってきます。

2、ストレスから起きるぎっくり腰

突然ぎっくり腰、時にはぎっくら腰と言われる腰痛がおこります。

激しい痛みとともに、まったく腰に力が入らず困ってしまうものまであります。

治療をしないでそのままにしておくと、長期間治らなかったり痛みが残ってしまったりすることもあるようです。

ぎっくり腰は2つのタイプに分けられます。

1つは精神的なストレスからくるものです。

仕事がはかどらない・期限が迫ってきたなど、肉体的ストレスよりも精神的に追い詰められことで起きるものです。

治療としては原因を見極めて治療することが肝心です。

手のひら先生の高麗手指鍼では脳神経のツボを見つけてあるので、脳のストレスを同時に治療できます。

2つ目は長時間にわたる労働で起きるものです。

朝顔を洗おうとしたらギクと腰に来たなど、本来そのくらいの動作で腰を傷めることがないにもかかわらず発症するものです。

こちらも多少精神的な負担が重なっているので、身体の調整だけでなく精神に係るところも加味すると治り方は早いものです。

ぎっくり腰では早いものでは1回の治療で済んでしまうことがあります。

それは発症原因を患者が自覚した上で治療がされた場合です。

3、坐骨神経痛の治療

多くの場合は椎間板ヘルニヤによる坐骨神経圧迫で起こる痛みをこのように呼びます。

椎間板が飛び出て坐骨を圧迫するので、激しい痛みが起きるというのが多数派の意見のようです。

しかし横田教授の説のように、ヘルニヤで血流の障害を起こすことで脳が痛みを感じるのだとすれば、手に鍼を打って脳の血流体の血流を正常にすることで痛みが消えると言うは納得できます。

激しい痛みを伴う場合でもほとんど同じように完治していきます。

ただし治療期間中はなるべき休養することにします。

治療1回目では「こんなものかな?」ぐらいの治療の効果の感想です。

治療2回目もほとんど前回と同じことが多いです。

治療3回目以後になると体が反応初めて、連続していた痛みが時々うそのように消える時間帯が出てくるそうです。

治療6回目以降になると痛みはおよそ初回に比べて半分ほどになります。

治療10回で終了するか、あとは病歴の長さで12回で終了します。

人間の身体だからもっとばらつきがあっても良いようですが、大多数の患者さんはこのような回数で治っています。

4、脊柱管狭窄症の治療

脊柱管狭窄症で最長かかった方は半年でした。

半年と言っても、最初の2か月ほどは週3回、それが徐々に減って5か月めは月2,3回、6か月目には1回でした。

半年後は鉄筋職人として完全復帰されました。

脊柱管狭窄症の標準的な治療は、週2回で3か月で完治になります。

先の鉄筋工の方は骨が激しく坐骨を圧迫していて、神経が切れそうな状態になっていました。

大病院2か所で検査しましたが手術を拒否されました。

それは切ったとしても痛みが消えないだろうという判断をされたのかもしれません。

当時神奈川の大学病院でヘルニヤ手術をしても痛みが消えなかった患者が執刀医を射殺した事件がありました。

それ以後手術を勧められなくなった印象があり、影響されたのではなったでしょうか。

5、慢性腰痛

慢性腰痛と言うのはMRIなどでも判断がつかず、長期にわたり取れない腰痛を呼ぶようです。

これも原因が分かればどこかで治せていたでしょうが、その原因が複雑に絡み合っていると、治療も難しくなりこう呼ばれるようになるのでしょう。

亡くなった父が長い間腰痛を抱えていました。

整体や病院など長い間あちこちの治療を探していましたが、退職とともに嘘のように消え去ったそうです。

癌などの原因でない限りなおるはずです。

原因を自覚するのが早道でしょうが、治療家が診断方法を駆使すれば意外と早く治るのではないでしょうか。

以前ベストセラーになったそうですが、「腰痛は怒りである」と言う翻訳本があります。

アメリカの理学療法士が提唱する(うる覚えですみません)腰痛とは何かを理解させると、腰痛は治るというものでした。

これなども心理的ストレスを消すものではないでしょうか。

6、腰痛の予防法

腰痛は肉体的に負荷がかことで起きるよりも、現代では精神的なストレスで起きることが多いものです。

10年以上読んだれレポートですが、中国系の医療ジャーナリストが発表したものです。

「産業革命以来人間の労働は肉体的に負担が減っているにもかかわらず、なぜ腰痛患者は増え続けるのか」というものでした。

結論として「手術は効果なし、鍼治療 カイロプラクティック などすべて効果なし、ヘルニヤは半年寝ているのが効果的である」というものでした。

簡単なようで治せる治療家は、世界でも少ないようですね。

まとめ

1、最初に腰痛になった原因を分析しましょう
2、腰痛では死なない
3、西洋医学では腰痛体操と手術だけ
4、怒りは腰痛であるという
5、痛みは脳で感じている

私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室

次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

サウンド・アキュパンキュチャは本の最後に数ページですが記述しております。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

最後まで拙い文章をお読みいただきありがとうございました。感謝いたします!!

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。