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遠慮を捨てよう

きのうの海は地元民で賑わっていました。なんかほっとする。どん曇りでひいていて、写真映えしない日。そんな日の海の楽しみ方を知っているもの同士の特権。
大人に連れられて来ている子供たちが多かったのも印象的でした。潮だまりをのぞきこんで何やら教えてもらっていたり、さわってみたり。

トップの写真はコバルトスズメです。いる場所によって、またおひさまの光によって、ネオンブルーみたいに見えるときと真っ青に見えるときとがあります。生まれたてのちっちゃい子達の集団。

黒い雲がぐーっと低くなってきたと思ったらあっという間に風向きが変わり、冷たい雨が降ってきた。それでもみんな遊んでいたので私たちもまだ歩いていたのですが、雨に濡れて身体が冷えてきてしまいました。ずいぶん遠くまで歩いてきていたので満ちてくる前に戻らないといけません。戻りながらも足元をみながら、みたことない貝をみつけたりウミヘビに会ったり。行ったけどなにもないってことはないから毎週来るんだよね、海。
急いでおうちに帰ってあったかいシャワーを浴び、濡れた服ぜんぶ着替えました。このところ暑かったけど、こんなに身体が冷えたらお湯ってありがたいな~としみじみ。

さて、きのうは新しい発見があった一日でした。ここではよく、島にいて衣料品を買いそろえることの難儀さについて書いていますが、夫は難儀だろうがなんだろうが、見て触れていいと思ったものしかイヤなのです。そんな彼に私はどうしても服をプレゼントしたかったので、よく見に行くお店へ。
予想どおり遠慮がはじまりました。これでいいよとか、この次でいいよとか言い始めます。そして夫の服を見に来ているのに私が着れる何かを探そうとします。いやいや。
少し前に、これいいなあと言っていたものがあったのです。そしてそれはまだ残っていました。アレを、と私は決めていました。
オシャレさんなので、「なんでもいい」と口で言ったとしてもそれはありえないとわかっています。それでも、いいよ別にと言い始めます。
贅沢ができる状況ではないけれど、楽しみも必要だと思うのです。いつもお互いに遠慮してしまう、さすが長男長女な私たち。
これでいい、と選んだ一枚はあきらかに間に合わせで、値段をみて選んだのがわかる。んー、そうじゃなくて。
粘ったら折れてくれて、そしてほんとに欲しかったものに手をのばした。いくつも試着して、いいの選んだ。
40をすぎ、どんどん好きなものより浮かないもの、無難なものへと視線が向いてしまうの、私もわかる(私はそうしないけど)。でも、ほんとにいいと思うもの、かわいいと思うものを選んでほしかった。
前からいいなあと言ってた、オーバーオール。選んでくれて、よかった。似合ってる。めっちゃ、かわいい。



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