ジメジメイジメイト③
アホでした
とってもアホでした
勉強ってなーに?おいしいの??なアホすぎなオガタ
絵や落書きしかしていませんでした
たまにする遊びは友達もいなかったので
住宅の間取りチラシを眺めては
「ここは兄ちゃんの部屋で、ここは漫画書く部屋?でも漫画たくさんになるからこっちの小さい方にしようかな」
アホですね
とっても暇なんでしょう
でも逃げないといけない
近隣の公立高校や工業高校では自分を知っている人が多すぎる
両親に頼み込んで塾に行かせてもらいました
寝る間もおしんで勉強しました
幸い時間という名のドーピングは腐るほどありました
人生においてあんなに頭の中に情報をパンパンに詰め込んだのは
後にも先にもあの時ぐらいです
暗記パンもお夜食に少し食べました
するとどうでしょう
ガリ勉気質な兄の行っていた高校を受験できるほどになりました
しかも併願入試というおいしいトッピング付き
少し遠いダイエーがある電車に乗っていく公立高校
そもそもイジメるような人がいない高校です
オガタ挑みました
オガタ落ちました
みごとに落ちました
公立高校は無理でした
決して裕福ではない家庭
そして兄は3歳上なので高校を卒業し予備校に通うようです
でも天空の山の上にそびえ立つ私立しか選択肢はありません
両親も焦ったのでしょう
父は鉄工所、母は毎日500円、1000円の小さな洋裁のお直しも受け
一生懸命働いて行かせてもらえました
幸い当時の山の上高校
今のスマホ家族コミコミプラン的な『兄弟おトク割引!』みたいなのがあったような気がします
というか山の上、山の上と言っていると
日●学園みたいに聞こえますが違います
制服やカバンなどはもちろん卒業した兄のお古です
オガタ思いました
あぁーまたこういうのからイジメられるのかな
でも全く違いました
ここからオガタの人生は激変します
つづける
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