超簡単!子供の対応に困ったときに使える「オットセイ・メソッド」

(みちのだい189号より転載)

【立教180年 母親講座】
「生かせる若者の命・人生」
講師:杉江健二先生
(上記の講話内容から一部抜粋)



オットセイ・メソッドとは?

 褒めることが、子育ての中で、そして不登校の子達が元気になっていく心の薬だと思います。でもそんなに簡単に人を褒められないですよね。特に家族だと。家に帰って簡単にお父さんを褒められますか?
 だから、オットセイ理論というのがあるのです。

 実は「天理教里親子育てアプローチ」、略して「TFA」というのですが、里親が、そういう難しい子を子育てする中で、何とかして褒めて育てましょうという子育てのプログラムを作っているんです。来年(平成三十年)の二月頃に発表されます。皆さんぜひ受講して下さい。

その中でやっている理論、メソッドがあります。どういうことかと言うと「おおっ」と言うだけです。これだけですよ。「おおっ」と言った後に子供の行動を描写すればいいのです。例えば、子供がご飯を食べていたら「おおっ、自分でご飯を食べているんだ」と。実はその子は「あれ嫌い。これ嫌い」とあまり自分でご飯を食べない子なんです。その子が自分でご飯を食べている行動の描写する前に「おおっ」を付けただけなんです。「おおっ、歯を磨いてるね」「おおっ、宿題やっているね」と。


当たり前のことを褒める

 自分の子供の当たり前の行動を褒められますか。「偉いなあ、お前。宿題やって、お父さん感激や。将来どんなふうになる分からへん。期待してるで」と言えますか。何だかわざとらしいでしょ。だから、宿題している子供を見たらこんなふうに言うのです。「おおっ、宿題やっているんだ」と。「おおっ、お帰り」と帰ってきた子供にお母さんが言えば、お母さん待ってたよという気持ちが子供に伝わるのです。

 昨晩お母さんはすごく怒ってしまった。今日はもう怒っていないと子供に言いたいのだけれど、子供が起きて来た時に子供はもしかすると「おはよう」と言わないかもしれない。「『おはよう』くらい、ちゃんと言いなさい」となってしまう。でもお母さんが「おおっ、おはよう」と言ったらお母さんはもう怒ってないよって自然と伝わりませんか。これがスキルなのです。「おおっ」と言っていればいい。「おおっ、おおっ」と言うから「オットセイ・メソッド」というのです。


叱るよりも褒める

 うちの教会で家内は毎日、思春期を迎えた難しい子達と接しています。だから、子供達が神殿に来たらまず、「おおっ」と言っています。そう言わないと「何でおつとめの時間に間に合わせられないの」とできなかったことを指摘してしまうでしょう。来たことを褒めずに時間に遅れたことを叱ってしまうのです。まず「おおっ」って言ったら「何で遅れて来たんや」とは言いづらいでしょう。実際にやってみて下さい。特に発達障害の子のお母さんなんかには、よくこれを使ってもらっています。

 もし、今晩お父さんが帰って来て、奥さんの料理を見て「おおっ」って言ったら、奥さん喜びませんか。
 家内、ここに来ていないと思いますが、私はよくこの手を使っています。ある時私が「うまそうやな」って褒めたら、「いや、これは頂き物」って言われました。だからこういうメソッドがあると便利ですね。でも、実際にこういうことを多くのお父さんお母さんに教えています。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

Sakamoto.A

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。