編集担当者のメッセージ<その3>「勇気くじき」でなく「勇気づけ」の本

おかげさまで、
1月18日発売でたちまち3刷・3万部。
北野唯我さんの新刊『天才を殺す凡人』応援隊のSです。

このnoteでは、編集担当のS、
営業担当のTからの情報を、応援Sが発信していきます。

編集担当Sからのメッセージ、
本書の読みどころ。3回目です。

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「天才、秀才、凡人」理論にとどまらず、人の能力・性格・行動診断や分類というのは、自分を測る1つのモノサシとして捉えれば、利用価値が大きいと思います。
しかし、あまりそれに囚われすぎてしまうと、弊害のほうが大きくなってきます。

「私はどう見ても凡人だし」「僕はせいぜい学校秀才で、新しいことなんて思いつかない」というような反応はもったいないことです。

ところが、本書の物語の後半では、この人間類型を軽やかに飛び越し、「1人ひとりの中の才能」論へと展開していくのです。

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「君の中にも少なからず、天才がいる」(197頁)

「才能を生かせないのは、才能があるかないかよりも前に、『ストッパーとなる存在』を取り除くことのほうがはるかに大事なんや」(同)**

このセリフにはしびれました。

「過去はともかく、現在も未来も、本人の選択次第でいかようにもなる」。
私はそう受けとめました。

これは、ベストセラー『嫌われる勇気』の「過去をトラウマとして捉えて自分を縛り、勇気をくじけさせるのはやめよう。過去は未来の目的を実現するためのもの、勇気を奮い起こそう」というメッセージともシンクロします。

岡本太郎は『今日の芸術』で「だれも本性では芸術家であり、天才」と言っています。私は天才の「創造性」だけでなく、秀才の「再現性」も、凡人の「共感性」も、とっても大事な人間の能力であり、全部リミッターいっぱいまで伸ばしていったたほうが、この世界は良くなると思っています。

だから、みなさん、「すべてを理解する者」=ケンをめざそうではありませんか!


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