3水雷屯(すいらいちゅん)震下坎上

屯、元亨利貞。勿用有攸往。利建侯。

彖曰、屯剛柔始交而難生、動乎險中。大亨貞、雷雨之動滿盈。天造艸昧、宜建侯而不寧。象曰、雲雷屯。君子以經綸。

屯は元いに亨りて貞しきに利ろし。往くところあるに用うるなかれ。候を建つるに利ろし。彖に曰く、屯は剛柔はじめて交わりて難生じ、険中に動くなり。元いに亨りて貞なるは、雷雨の動きを満盈すればなり。天造草昧、よろしく候を建つべくしていまだ寧からず。

彖に曰く、雲雷は屯なり。君子もって経綸す。

初九。磐桓。利居貞。利建侯。

象曰、雖磐桓、志行正也。以貴下賤、大得民也。

六二。屯如、{辷<亶}如、乘馬班如。匪冦婚媾。女子貞不字、十年乃字。

象曰、六二之難、乘剛也。十年乃字、反常也。

六三。即鹿无虞。惟入于林中。君子幾不如舎。往吝。

象曰、既鹿无虞、以從禽也。君子舍之、往吝、窮也

六四。乘馬班如。求婚媾往、吉无不利。

象曰、求而往、明也。

九五。屯其膏。小貞吉、大貞凶。

象曰、屯其膏、施未光也。

上六。乘馬班如。泣血漣如。

象曰、泣血漣如、何可長也。

初九。磐桓たり。貞に居るに利ろし。候を建つるに利ろし。

象に曰く、磐桓すといえども、志は正を行なうなり。貴をもって賤に下る、大いに民を得るなり。

六二、屯如たり、{辷<亶}如たり、馬に乗りて班如たり。寇するにあらず、婚媾せんとす。女子貞にして字せず、十年にしてすなわち字す。

象に曰く、六二の難は、剛に乗ればなり。十年にしてすなわち字すとは、常に反るなり。

六三。鹿に即くに虞なく、ただ林中に入る。君子は幾をみて舎むにしかず。往けば吝なり。

象に曰く、鹿に即くに虞なしとは、もって禽に従うなり。君子はこれを舎む。往けば吝なりとは、窮すべければなり。

六四。馬に乗りて班如たり。婚媾を求めて往けば、吉にして利ろしからざるなし。

象に曰く、求めて往くは、明らかなるなり。

九五。その膏を屯らす。小貞なれば吉、大貞なれば凶なり。

象に曰く、その膏を屯らすとは、施すこといまだ光いならざるなり。

上六。馬に乗りて班如たり。泣血漣如たり。

象に曰く、泣血漣如たり、なんぞ長かるべけんや。

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万野愛果 易学 経文(けいぶん)卦辞(かじ)爻辞(こうじ)

万野愛果 易学 経文(けいぶん)卦辞(かじ)爻辞(こうじ) 十翼(じゅうよく)「彖伝」たんでん「象伝」しょうでん
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