転スラ リムルの悪巧み

魔国連邦の王として国を運営しているリムルは魔導王朝サリオンの天帝エルメシアとブルムンド王国の商人をやっていたガルド•ミョルマイルの3名で悪いことを企み新しく誕生した巨大経済圏を牛耳ることを行っているのだが今回はその内容をネタバレを含みながら紹介したいと思います。

名を悪巧み三人衆、元々リムルとエルメシア、ミョルマイルの3名でお酒を飲みながら会話したのが始まりで”三賢酔”と呼ばれる組織の名前の由来もここからきている。西側諸国で長年裏で行動していたロッゾ一族を壊滅状態にまで衰退させ纏め役がいなくなり、群雄割拠の様相を呈し始めておりそれの代わりの裏組織として作られたのが”三賢酔”ということである。経済と犯罪が切っても切れない縁である以上表と裏の両方に支援を行うことで国家を乱さないまま発展することを目的としている。国で虐げられていた貧民達を”三賢酔”が受け皿となり適性検査を経て、適材適所で仕事を用意させることで犯罪に手を染めないようにしているのである。さらにここで優秀だと判断された場合は魔国連邦で建造予定の一大学園都市で勉強させより発展の貢献につながるよう支援も行っている。因みにこの時優秀な人を入学させ開発などに成功した技術を独占しそれに価値を与えることで働かなくても金が舞い込んでくるという夢の制度をリムルは裏で暗躍しているのである。またこの”三賢酔”の3人はリムルやエルメシアといった大国の王のことだと知られるわけにはいかないので元三武仙の1人グレンダ•アトリー、傭兵団の緑の使徒の団長ジラード、その部下アインの3名だと公表されている。この3名はソウエイとテスタロッサによって捕らえられ表での活動ができなくなったところにリムルが配属させた流れである。

この裏の組織”三賢酔”だけでなく表の組織にもリムルとエルメシア、ミョルマイルは手を加えている。表の方は2つの組織を用意し、エルメシアとミョルマイルがそれぞれ”西方総合商社”と”四か国通商連盟”を設立した。まずエルメシアが裏で手を引いている”西方総合商社”から。ロッゾ一族の生き残りがいるドラン将王国の王に資金を融通し旗印として立てる事で魔国連邦への敵愾心が強い者達を集める土壌を作ることが目的である。続いてミョルマイルの方の”四ヶ国通商連盟”は魔国連邦とブルムンド王国、ファルメナス王国、ドワーフ王国の四ヶ国が加盟しており西側諸国以外の新たな経済圏が作られたのである。

この裏の組織を1つ、表の組織を2つ作ったことで経済の循環させることがリムルとエルメシア、ミョルマイルの本当の目的である。表の組織が敵対しそこから弾き出された人材を裏の組織が擁護することで無駄なく効率よく人材とお金の流れを良くしているのである。そして東の帝国との戦争でも勝利した魔国連邦は次に東の方にも行動を起こしているのでリムルの経済の支配が完了するのも時間の問題だろう。

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