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タイ

1年間タイで暮らし、働いていました。
そして、帰国しました。

ほんとはタイにいる間にいろいろ書くべきだったかもしれないしせめて年末に締めくくりの文章を書くべきだったかもしれない。素晴らしい経験に縋り付いて過去のことをしたためるのは未練のようで好きじゃないから。そして、過去のことってその時の気持ちをそのまま思い返すことって絶対に無理だからね。知らない間に脚色しちゃう。

そして、すでに新しい日本での生活が少しずつ始まっていて、タイでの1年の素晴らしさを語ることは、今がそこまで、ことみたいでなんだかくやしい。いや、でも、帰国してこの今の国内の状況で人との関わりが減ったから確かに寂しいけど、別に今が不満ってことではない。そしてまあ帰国からまだ1ヶ月経っていないからセーフかな?

そんなことをあれこれ考えるぐらい、タイでのこの1年、最高の1年でした。

眠れなくて朝は4時台に目が覚めてしまって、朝の光が怖くて夜の闇に安心して、食べられなくてガクッと痩せて生理不順になって左耳で自分の声が少し聞こえづらくなるほどぼろぼろだった去年の5、6月。死ぬかこの街を去るか、とりあえずその2択だな、とジリジリと考えていた矢先降ってきたタイ行きの話。悩んで悩んで悩んで、行くことに決めた去年の夏。本当に行って良かったです。タイでの生活は、人生のターニングポイントになるんじゃないかな。

いろんな意味で、人生でいちばん何物にも代え難い素晴らしい、そして幸運な1年を過ごせたと思います。たくさんの人との出会い、新たな人生観、価値観との出会いがありました。旅行とかもそれぞれ楽しかったけど、それよりも、人、人生観、価値観との出会いがもう本当に本当に一生の宝物。

このご時世じゃなければ帰国後も年に3回ぐらいタイに遊びに行っちゃってたかもしれなくて、そう思うと、新たな自分の未来と向き合うためにも、しばらくタイに行けないのはある意味いいことなのかも。

次タイに帰る時、タイの愛する人達に再会する時、胸を張って、前会った時から今までの間にあった新しいことを語れる自分でいたい。

だから、日本で新たなことをして、新たな人に出会って、もっと魅力的な人になります。

タイという国、タイの人たち。こんな前向きな気持ちをくれてありがとう。2019年の前半は未来が見えなくてこの世界から消えるしかないってぐらい追い込まれていたのに、泣いていたのに、1年後タイ人と笑って自分たちのことを語り合ってるなんて、タイ人にたくさん自分を肯定してもらえるなんて、人生って面白い。私の人生、面白い。

やっぱりタイのこと、文字に残しておきたいな。また改めてきちんと、この1年のこと、言葉にしようと思います。

それでは今日はここまで。

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