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『2023 イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展』(板橋区立美術館)

世界中から絵本の絵を募集し、入選したした作品を展示するという展覧会『2023 イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展』(板橋区立美術館)に行って来ました。
ここ何年か通っています。
コロナを挟んだせいもあるのか、描かれる世界がより内向的なものが以前よりも増えているように感じました。

それから、今日の展示では、韓国と中国の作家が沢山入選していました。
以前、この展覧会のトークイベントで、韓国は教育機関が積極的に働きかけているという話をして聞きましたが、あるいは中国でもそうした取り組みをしているのかも知れないなあと感じたりしました。

韓国の作品と合わせて、中国の作家の作品もありましたが、どちらも無国籍的なものだったりするものも多く、世代が変わったことを感じました。
というか、全作品観ていて、どこの国の人も無国籍的な作風の絵を描いている人が以前よりも多く散見されたのが、印象に残りました。

生成AIでいろんなタイプのクオリティの高いイラストが、かなり短時間で作られるようになってきた現在、これからのイラストとか絵本のあり方ってどう変わっていくのかなあと、考えながら展示を観ていました。


展示を観た後、展示の絵にも5点ほど添えられていた木材の触察パネルについての講演会に参加して来ました。
1時間50分程と、それなりの時間色々な解説をされていました。
視覚障害者だけではなく、触覚で絵画を楽しむということは、今までとは違った感覚を育んでいくのではないかなあという気がしたりしながら、聴いていました。

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