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『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起』(オリジナルアニメシリーズ)

視聴環境:Amazon prime video

※多少ネタバレします。


【内容】
安彦良和によるファーストガンダムの番外編的な再映像化作品。
シャアの青年期などを描いたシリーズ3作目。


【感想】
今、この作品を見直していて、イーロン・マスクのスペースXが火星旅行が実現されるかも知れないというニュースなどを見るようになって、もしかしたらガンダムに出て来るようなコロニーとか宇宙旅行が実現されるのではないかと、実現性が上がって来たことを感じたりしました。
まあ、現実に宇宙ステーションとか宇宙旅行が行われるようになったとしたら、中国人とかインド人のコミュニティーが多く出て来るんでしょうが…

声優さんもガンダムシリーズということもあって、力入っているなあと…
銀河万丈のギレンの演説とか、大塚明夫のナレーションとか…
まあ、アニメ史に残る作品をアナザーストーリーを、伝説的なクリエイターが自らの手で再度アニメするということで、業界的な注目度も高かったでしょうし…

今回もシャアが別人に入れ替わったりといった安彦良和なりのオリジナル展開など、ガンダム世界を広げたエピソードが入っていたり…
しかし、シャアのカリスマ性の描き方を観ていると、なんだか凄すぎて、その後の失速する展開に多少の無理が出てくるような気もしたり…
シャアが、ガルマにクーデターを唆かし方とか、その時の決まり文句とか、なかなかリアリティーもあって良いなあと…安彦良和が学生時代の学生運動の経験とかも反映されているのかなあとか…
ここまでの凄いカリスマ性とリダーシップ、どう考えても政権を掌握しないとおかしいよなあと…

それと、ガルマが凄く人間味があって魅力的に描かれているのも、安彦良和の人間に対する洞察のなせる技だなあと…

ファーストガンダム本編では、ミノフスキー粒子という特殊な物質で名前としてしか出てこないミノフスキーの産みの親として、ミノフスキー博士が出てきたり…こういった設定の膨らませ方は、個人的にとにかくツボだなあと…ビジュアルとか喋り方とかは、実在するとしたらまさにこんな感じだよなあと…

ダイクンの子供2人を対照的なキャラ設定にすることで、よりそのキャラクター性を強調するという手法も成功しているなあと思いつつも…
ファースト・ガンダムのセーラは、オリジンみたいに優しく表情豊かな女性ではなく、クールビューティーな洗練された知的な女性といったキャラだったなあとか…
そうした微妙なキャラクターの解釈(?)の違いもこの作品の面白さの1つだとも思ったりしました。

※見出し画像は、生成AIで作成しました。


http://www.gundam-the-origin.net/world/03.html

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