『new born 荒井良二展』(千葉市美術館)
つい先日、絵本作家の荒井良二の展覧会やっているということを知り(しかも開催期間がもう残り僅か)と知り、行ってみることにしました。
ずっと気になっている絵本作家さんでした。
店頭や図書館などで、絵本を見て、自由闊達な絵柄とかある種荒唐無稽なお話しなど…
気になっているけれど、どうなのかなあと思いながら遠目に眺めている、そんな作家さんでした。
まあ、この絵本作家さんは、私がもう成人してから絵本を作り始めた人なので、出会う時期としては、適切ではないということもあるのでしょうが…
実際、原画を観てみると、良い、良い…
印刷物になった絵本の状態よりも、原画の方が圧倒的に良い…
彩度の高い色が心地良く、鮮度を感じる色彩(?)やマチエールが凄く綺麗でした。
風景を描いたものには、光を描く感じは印象派ぽいテイストの絵もありますが、もっと湿気のある大気を感じる気もします。
一見、子供の描いたようなディフォルメされたキャラクターながら、魅力的な色彩や線で、独特の世界観を作り出していました。
大まかな絵全体の構成と、絵とディティールの関係が独特だったりもして、そこもこの作家さんの魅力なのだと感じました。
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/23-10-4-12-17/
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