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『イブ・サンローラン展』(新国立美術館)

世界的なハイブランドであるイブ・サンローランの展覧会やっているとのことで、観に行くことにしました。
10時開館の15分前あたり、会場の新国立美術館へ。
一般入場件2300円と最近の展覧会の値段としてもなかなかな値段のチケットを購入して、建物内の行列に10分ほど並んでから会場入りしむした。

展示は、洋服のコレクションとデザイン画、サンローランの写真や資料の展示といった内容で、展覧会としては平均的な展示数といった感じで、個人的には丁度良い感じでした。

感想としては、センスが良くて、物として単純に綺麗だなあと…
結局、洋服は材質感、シルエットの美しさ、作り込みなのだと感じました。
洋服は配色とか着こなしみたいなものも重要ではあるとは思いますが、そもそもの素材感やシルエットが、そのクオリティーを担保してるんだなあと…
写真や映像になると飛んでしまう、素材感やディテールの重要なのだと感じました。
洋服におけるエレガントさとかファンタスティックさとかといったものは、その先にあるのかもなあと思ったりもしました。


あと、小さな女の子を連れて来ている親子も何組か見掛けました。

な単純に綺麗な洋服を観て、テンション上がってるぽい感じが伝わってきている小さな姉妹を見掛けたり…

アクセサリーの飾られてガラスケースの前で、小さな女の子が「私はねえ、これかなあ…ママはどれが良い?」と、ガラスにベタベタと触りながら話していたり…

5歳くらいの女の子が、凄い大きく白い豪華なウエディングドレスの裾を思わず、手でつまみあげて…親と職員さんが、急いで静止したり…思わず触ってみたくなるって、デザイナーにとっては嬉しいことでもあるような気もしますが…
しかし、あの真っ白なドレスは一体幾らしたんだろうなあなどと、下世話なことを考えたり…

肩肘張らずにお姫様みたいな服を観て楽しんでいる小さな女の子観てるのは、観ている方がほっこりしますね。


個人的には、1976年秋冬コレクションのロシアから着想を得たという服は、本人を良いと言っていたようですが、凄く良いなあと思ったりしました。


そういえば、この展示、会場内にある解説とか読み人が極端に少なかったりしました。理由は全くわからないのですが、何かファッションの展示ということも関係しているんですがねえ…

以前、三宅一生の展覧会を見に行った時は、エッジの効いたおしゃれさんが沢山来ていて、多少いたたまれない気持ちになったりもしましたが…今回はわりと、観ていて、普通に楽しい気分になって来ました。
綺麗でセンスが良くて、楽しい…
これまで、ファッションには特に興味を持たずに来ましたが、観ている分には楽しいなあと思ったりしました。

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