どなたかのnoteにプロパンガスについて書かれていましたが、内容が薄くてエンド向けではない、つまり営業トークとして使えない感じでしたので、不動産コンサルティングとして加筆させて頂きます。

まずLPGには個別と集中があります。通常賃貸アパート・マンションは集中型、一戸建ては個別型です。

賃貸の場合、新築時の設備費を抑える目的で集中型を使います。つまりガス湯沸かし器やガス配管の所有者はLPG会社にあり、保守点検もLPG会社がするのでランコスが低くてオーナーにはメリットがあるんです。

一戸建て、特に建売住宅は個別型が多い理由も大体同じです。

ではエンドとしてはどうなのかということをわかりやすくお話しできないと使えない不動産営業です。

LPGと都市ガス(最低でも両方ともエコジョーズなはず)、オール電化(エコキュート)どれが良いかは、まずその建築物の立地が関係します。

ご存知のように線状降水帯や突発的豪雨により最近は「ハザードマップ」が重視されます。地主さん達は自己所有の土地がどういう区域区分になっているかも知らない方が大勢いますが。

簡単に言うと浸水想定エリアにある場合は絶対的にLPGがいいです。理由としてLPGは災害に強く、また被災しても修繕義務はLPG会社にありますので費用が掛からない。

また地震が多いエリアも都市ガスとエコキュートは不利です。道路の破損などでガス配管はすぐにイカれます。エコキュートも振動には弱く、っていうかエコキュートは10年以内に壊れますが。

但し減価償却費がLPGの使用料に付加されているので月々の費用は高くなりますが、10年経てば、安くなります。

あと、無駄な営業電話がないという利点があります。都市ガスなら電力自由化の営業電話、エコキュートならソーラー発電の営業電話が頻繁にありますが、LPGにはこないのでw

不動産営業として、請負工事費を得るにならばLPGからオール電化にエネルギー転換を提案するのもありですが、その辺りは使える営業としてお考えください。

以上です。お読みいただきありがとうございました。