Power BI -SUMX()とDISTINCT()で従業員マスタから時系列で人員数を集計する方法

先日書いたSUMX()の記事例4で、SUMX()とDISTINCT()を組み合わせると(正確には、SUMXとDISTINCTとメジャー)、あまり予想しなかった集計過程を経て計算が行われることを記載した。

今回はこのSUMX()とDISTINCT()を組み合わせることで、従業員マスタから時系列で各日付ごと、ステータスごとの人員数を集計する式が作れたので、備忘のため記載する。

1. 従業員マスタの作られ方

入社から退職に至るまで、部門や役職、雇用条件等どれかのステータスが変更になるたびに「更新日」にそのステータスが有効になる日付が入り、該当のステータスが上書きされた行が追加されるテーブルを前提とする。

↓ 従業員マスタ(赤字部分は、「更新日」に登録された情報) ↓

従業員テーブルサンプル

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