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おかげさまで。

追い詰められて、こころがささくれ立ってしまったとき。
自分に価値がなくて、いないほうがいいと思ってしまったとき、私にこんなメールを投げてくれたひとがいました。
「私はきょう、250人を笑顔にしました」
その方は、とても忙しい接客業で働いている方で、かつて私ととても仲良くしてくれた方でした。その人は続けて綴りました。
「あなたがあの時、私を笑わせて、幸せなきもちにしてくれたおかげで、私は元気に過ごせて、今日250人のお客様を笑顔にすることができました」
それは間接的ではありますが、私が250人を笑顔にしたのと、ある意味同義だと、その人は書いていました。
私は顔を覆って、声が出ないように叫んでから、泣きました。

あなた自身が知らなくても、誰かが知っているのだと。
あなたの優しいや、たのしいは、形を変えて、つながっているのだと。
わたしも、いつか誰かに伝えられたら、それはとてもうれしいだろうな、と思いました。

一瞬でも心が、優しさや美しさを感じたのならば。
そして、それが形を変えて誰かに伝わるのならば。
光は、永続するのだろうと思います。

おかげさまで。

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