せたがや図鑑で、子育て支援・母親支援について取材しているすずかです。
今回は、東京都世田谷区世田谷にある「古民家mamas@世田谷１丁目」さんにお伺いさせていただきました。

1.はじめに～取材の目的～

「古民家mamas」さんはおでかけひろばとして、母子が集うひろばを開催するなかで、お話会や、パパママ・セミナー、子育て相談など様々な活動をしています。お母さんや赤ちゃんの居場所であり、またお父さんも学ぶことのできる場ともなっています。活動詳細については下記のリンクからHPや、インスタグラムにとんでみていただければと思います！

HPリンク：http://kono-machi.net/
Instagramリンク：https://www.instagram.com/kominka.mamas/

でも、子育てが始まってすぐのお母さんたちにとって、慣れない場所に行くのは、勇気のいることかもしれません。　
そこで、おでかけひろばで活動をしているスタッフの方々は、どのような想いで育児支援や母親支援に携わっているのでしょうか。世田谷区の「古民家mamas」さんを訪問して、代表の吉原さんや、スタッフの方々に実際にインタビューさせていただきました！
この投稿でおでかけひろばについて、親しみを感じて、楽なイメージを持っていただければ幸いです。

2．取材から、代表の吉原さんやスタッフからの言葉で、ひろばをご案内します

――ほっとする場所
お母さんは慣れない育児で睡眠不足となり、心身が疲弊しがちです。いつも赤ちゃんと一緒、いっときも赤ちゃんから目を離すことができない、なにか狭い世界に閉じ込められているよう……と感じても無理がありません。そして、その孤独感や不安から、子育ての正解を求めて携帯でつい調べてしまったり、周りと比較しそうになったり……その結果、さらにストレスを抱えてしまう、という状態になってしまいがちです。
そんなときこそ、大人と話す機会をもってほしいのです。話すということだけで、ストレス発散になりスッキリします。

「決してあなたを独りぼっちにしません」――
というのが、私たちひろばスタッフの気持ちなのです。ひろばですごす時間が、ちょっと気分転換になって、少しほっとしてもらえたらうれしい……と思っています。

――自分の子育て経験がベースにあるから、つらさがわかる

スタッフの誰もが、ひろばの活動の根っこには、自分の子育て経験があると言います。子育てのつらさを忘れていないからこそ、お母さんたちとの交流で共感することができるし、信頼関係を築くこともできるのだと思います。

――「居場所がある」と知ってほしい！
世田谷区には、中学校の数をこえるひろばがあります。お散歩がてら、いくつかのひろばに立ち寄ってみてください。その日の気分にあったひろばを見つけることができると思います。
小さなイベントや、ワークショップなどのある日ならば、初めてでも行きやすいかもしれませんね。スタッフや利用者どうしの交流などから、自分に合った子育てや、子育て中の過ごし方に出会ったひともいます。そうなると居場所発見！ですね。
また、妊娠中に見学をしておくと、産後の子育ての準備となり心強いですよ。見学も大歓迎です。

3．利用者さんにもお聞きしました

　「ここ、古民家mamasを知ったのは、区の「赤ちゃん訪問」で、来てくださった助産師さんに教えていただいたのがきっかけでした。ママ友ができたり、ひろばスタッフさんもまじえて話が盛り上がったり……、誰かと話すことで本当に気が楽になったりするんですね。
私たちは“初心者マークのお母さん“なので分からないことがいっぱいあるんですが、スタッフさんや利用者同士で情報交換できるのは貴重です。いまは、ここで、みんなと一緒に育てていきたいな、と思っています。（3か月のママ）

4．おまけ〈パパの相談〉

古民家mamasでは、パパの相談も受け付けています。ママパパ・セミナーというイベントもあって、産前産後のケアについて一緒に学ぶ時間。身体面でもメンタル面でも、まずお母さんをねぎらってあげることが大切、というお話からスタートします。パパの困惑も、ママの不安も、どうすればよいか分からないときに活用していただければと思います。

5.ひろばの様子

＊取材を終えて～自由に楽しく
筆者が伺った日は「ママと初めての英語絵本」というミニイベントがありました。スタッフが、英語の絵本をお子さんたちに読み聞かせをします。すると、子どもが絵に触ったり、ページをめくるお手伝いをしたり……と、楽しみながら自由にすすんでいくのがとっても印象的でした。またその間、お母さんはスタッフの方と、何気ないお話（服やアクセサリーやお気に入りのカフェなど）をしていて、時には爆笑したり、居心地の良さを感じました。

6.おわりに

今回はおでかけひろば「古民家mamas@世田谷１丁目」さんを取り上げましたが、世田谷区には他にも各地域に多彩な支援活動を行っている場があります!　　　　　　　　　　　　
実は今回、母親支援について調べるきっかけとなったのは叔母の出産でした。叔母は産前産後、うつに近い状態になっていました。叔母は、心配だったのか家族や親戚以外の力を借りていませんでした。そういう方は多いのではないかと思い、地域のサポートについて少しでも知ってもらい、気軽に利用したいと気軽に思う人が増えてほしいと思ったのです。

今回インタビューさせていただいて、スタッフの方の想いの温かさに触れ、以前より増して人と話す大切さや、支え、支えられる大切さを実感しました。
古民家mamasのみなさま、インタビューを受けて頂いたお母様方、ご協力ありがとうございました！