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成長が期待されるシード・アーリー期の技術系スタートアップ「J-TECH STARTUP 2022」認定企業6社が決定

日本のトップレベルの技術をビジネス化し普及させることを目的とする技術系スタートアップの支援組織『TEP』(正式名称:一般社団法人TX アントレプレナーパートナーズ、代表理事:國土 晋吾)は、成長が期待されるシード・アーリー期の技術系スタートアップ「J-TECH STARTUP 2022」(ジェイテック スタートアップ2022)の認定企業6社を選出いたしました。

「J-TECH STARTUP 2022」認定企業6社が確定

TEPが主催する「J-TECH STARTUP」は、技術をビジネスのコアコンピタンスとした事業で、グローバルな成長が期待される国内の技術系スタートアップを「J-TECH STARTUP」銘柄として選定し、その後の事業成長を後押しする取り組みです。「J-TECH STARTUP 2022」認定企業には、「シード枠」で3社、「アーリー枠」から3社を選出しました。

・シード枠
ベンチャーキャピタル等から出資前の企業が対象。エンジェル出資、クラウドファンディングからの資金調達を受けている企業、および起業予定者も含まれます。

・アーリー枠

ベンチャーキャピタル等から出資を受けていて、以下3つの要件を満たす未公開企業が対象です。
(1)資本金額:1億円以下
(2)従業員数:50名以下
(3)大企業の子会社ではないこと ※法人の設立年は問いません。第二創業も対象。

選出にあたっては、一般公募および支援組織等からの推薦を含め、ご応募いただいた企業の中から、書類審査、オンライン面談による審査により、「事業の革新性」「経済的な発展」「社会的影響力」「事業の実行力」の面から評価を行いました。

【シード枠】

(1)株式会社ツインカプセラ

「再突入カプセルの“超”断熱保冷技術を 地上へ 社会へ」 
ツインカプセラは、JAXAが宇宙ステーションから物資を回収するために開発した再突入カプセル断熱保冷容器技術の社会実装を目指すJAXAベンチャーです。小型・超高性能の保冷コンテナの開発・供給により、検体、ワクチン、医薬品、生体組織等の個別化保冷輸送を可能とし、癌等の早期スクリーニング、分散型臨床試験等、バイオメディカル分野の輸送において新たなサービスを創出します。

(2)株式会社fcuro

株式会社fcuroは「徹底的な現場起点技術でpreventable deathをなくす」を使命に掲げ、画像診断AIを中心とした救急AIシステムの研究開発・提供を行っています。
主なプロダクト
・全身検索型画像診断AI「ERATS(ER Automated Triage System)」
・COVID-19診断AIモデル

(3)ルラビオ株式会社 

ルラビオ株式会社は畜産業向けに雌雄産み分け技術を開発しています。特に養豚産業において、種豚生産の効率化、肉豚生産では成長効率の高い雄による環境負荷とコストの低減、去勢不要な雌によるアニマルウェルフェアの実現をすべく研究・開発をしています。世界的には今後も食肉は増加すると予測されていることから、他の技術とは異なるアプローチで、これらの課題を解決することで持続可能な養豚産業を目指しています。

【アーリー枠】

(4)InnoJin株式会社

私たちは医療のデジタルトランスフォーメーションに取り組む大学発ベンチャーです。Society5.0におけるヒト中心の医療の実現に向け、ドライアイや花粉症に対するスマホアプリ型プログラム医療機器、VR・XR技術を用いた医療機器の開発や、オンライン診療普及に向けた事業を行っております。

(5)株式会社Piezo Sonic

株式会社Piezo Sonicは「高齢や病気になっても楽しく生活できる社会」をロボット技術によるサポートで実現することを目指し、モーターとロボットの開発・製造・販売、製品の開発支援・コンサルティングを行うハードウェア スタートアップです。創業者は超⾳波モーターの開発、研究に27年以上携わっており、その経験を活かして超音波モーターの課題であった長寿命化を実現し、ピエゾソニック モータとしてMRI用医療機器や精密搬送装置、ロボットの分野に展開しています。

(6)株式会社FuturedMe

未来の個別化医療(ゲノム医療)に貢献するために、代表者が東京理科大学で発明した革新的な分解創薬技術CANDDYを活用し、これまで薬のなかった標的(アンドラッガブルターゲット)に対して薬をつくり、薬がないことで治療をあきらめる患者さんが一人でも少なくなることを目指しています(No patients without medicine)。創薬のゲームチェンジャーとして、アンドラッガブルターゲットを自社創薬するパイプライン事業と、製薬会社と協業して解決するプラットフォーム事業を展開していきます。

「第7回J-TECH STARTUP SUMMIT」開催

今回ご紹介したアーリー枠3社、そしてシード枠で選出された3社については2023年2月16日(木)に行われる「第7回 J-TECH STARTUP SUMMIT」にて各社プレゼンを行い、認定証を授与します。

さらに共催として参画している一般社団法人日本能率協会(以下、日本能率協会)との共同企画として、ゲストにTakeoff Point 石川洋人様をお迎えしたパネルディスカッションや、『日本能率協会 産業振興賞』の選出・授与も予定しています。

技術系スタートアップの方や、起業を志す研究者の方はもちろん、有望な投資先・提携先を探したい大企業の方にもおすすめです。お時間がある方はぜひご参加ください。

◇「第7回J-TECH STARTUP SUMMIT」開催概要

・日時 2023年2月16日(木)13:30~17:00(予定)
・URL https://j-tech20230216.peatix.com/
・開催方法  ハイブリッド開催(現地・オンライン併用)
・会 場 浅草橋ヒューリックホール(〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16ヒューリック浅草橋ビル2階 HULIC HALL)

■プログラム(予定)
13:30 開会挨拶
13:40 J-TECH STARTUP 2022認定企業プレゼン(シード枠)
株式会社ツインカプセラ
株式会社fcuro
ルラビオ株式会社
14:16 J-TECH STARTUP 2022認定企業プレゼン(アーリー枠)
InnoJin株式会社
株式会社Piezo Sonic
株式会社FuturedMe
15:05 招待講演:石川 洋人 (Takeoff Point 執行役 社長)
15:25 パネルディスカッション
<パネラー> 石川 洋人 (Takeoff Point 執行役 社長)
岡田 直己 (株式会社fcuro 代表取締役CEO) ※予定
宮本 悦子 (株式会社FuturedMe 代表取締役CEO)
國土 晋吾 (一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ 代表理事)
<モデレーター>松田 将寿(Transformation Consulting合同会社 CEO Management Consultant)
16:40 認定証授与
16:55 日本能率協会 産業振興賞 発表・授与
17:00 閉会挨拶

TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、日本のトップレベルの技術をビジネス化し社会普及させることを目的として、2009年11月19日に設立されたスタートアップの支援組織です。

TEPは、コア技術を持ち、そのビジネス化を目指すスタートアップを中心として、起業・経営経験が豊富なエンジェル投資家、専門的アドバイスが可能なメンター、スタートアップとの連携を望む大手企業らを会員として組成しています。

スタートアップの効率的・効果的な成長のため、つくばエクスプレス(TX)沿線の大学や研究機関、地域行政をはじめ、海外の同様のスタートアップコミュニティにもネットワークを広げており、現在では世界でも有数の技術系スタートアップのエコシステムを構築しています。

お問い合わせはこちらから。 https://www.tepweb.jp/contact/

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