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思わぬ落とし穴

プリンタの調子がおかしいので、印刷を控えている状況でこの文章を書いている。調子と言っても、機構の問題ではなくて単純にトナーが減っているだけなので、大きな問題ではない。
メーカーに手配をしたので、ものの数十分くらいで解決するはずである。

関係各位、不安な気持ちにさせてしまったら申し訳ないですが、トナーがきたら、ガシガシ印刷する予定なので、ご安心ください。

何週間か前にも、プリンタの調子がおかしくなったので、担当の方に来てもらったのだが、そのときは、紙詰まり(トイレじゃないよ)が頻発するのと、斜めに印刷されてしまうという問題が起きていた。プリンタの関係者の方か、あるいは勘の良い人のは、症状を聞いただけで、不具合の原因がわかってしまったなんて人もいるかもしれない。

結論から言うと、用紙のストッパー的な「つめ」の位置が広がってしまっていたのだ。
プリンタの「用紙入れ」はさまざまサイズにわかれているが、用紙入れ自体のサイズが違うなんてことはまれで、だいたいA3を頂点としてそれ以下のサイズは、用紙入れの上下左右に「つめ」をつけて固定している。
ここがガバガバになってしまうと、用紙入れから輪転機に入るときに、安定した挙動にならずに、紙が詰まってしまう。あるいは、うまく輪転機に入ったとしても、天地がずれ、斜めに印刷されてしまう。

今回のケースでは、スライド式の上下のツメが開いてしまっていたので、このような問題が起き上がったわけである。
用紙交換の際に、われわれが拡げてしまったのだろう。メーカーの方にはこんなことで来ていただいて、悪いことをしてしまったなと思っていた。

今後、紙詰まりが頻発し、かつ斜めに印刷されるという症状が出たら、対処できると思う。もっと言うと、もう少し深く考えていれば、この原因に気づけたかもしれない。

今度はもう少し、注意深くなろうと誓った。

それと同時にプリンタにトラブルはつきものなので、こんな小さな用事ではなるべく来てもらうことは避けようと思った。

思えばこれが間違いの始まりだった。

そのトラブルの帰りに、メーカーの方はトナーに目をやり、こう言った。
「陽のあたる場所に長い間置いていくとトナーがダメになるので、一度、この交換用のトナーは持ち帰りますね」
我が社のトナーは、なぜか窓際に長い間放置されていたので、コンディションは最悪とのことだった。
とりあえずあまり残量がなく、かつヘビーにつかであろうK=黒だけ置いていくとのこと。

プリンタをリース契約している方はご存知だと思うが、複合機のトナーはある程度の残量になると、プリンタからその情報が発信され、トナーが届く仕組みになっている。

予備トナーのない、心もとない状態となったのだが、それもすぐに解決されるだろうとたかをくくっていたが、今日、底をついてしまった。

どうも、黒のトナーが足りないらしい。
先日、まだ予備があったはずの黒なので、交換すれば良いかと思っていたのだふぁ、先週末に弊社コピーライター淡水氏がすでに交換済みとのこと。

ということは、交換したばかりのトナーがもうなくなったということである。

それはおかしい。

トナーがしっかり入っていないとか、前回同様ヒューマンエラーだろうと、たかをくくっていたのだが、トナーを取り出してみると、ほとんど入ってない。

どうもうちにあったトナーは新品ではく使用済みのものだったらしい。

実は、金曜日にもトナー残量が少ないという警告がでていたのだが、「予備がある」と思い込んでいたので、対処をしなかったのである。

思い起こしてみると、トナーの回収だけにやってきて、予備トナーが渡されない。また、逆のこともあった。
何か、大きな問題がもちあがっているのかもしれない。
通信がうまくいってないとか、うちのトナーが他のところにいっているとか.....。

先日の痛風ではないが、ちょっと困ったことになってからやっと、何か問題が起き上がっていることに気づくと言うことが、ままある。

もし、このトナートラブルに気づくのが、明日の朝だったら。

そう考えると、かなり恐ろしい。

今回の事件は、大事には至らなかったが、さらに大きなトラブルに見舞われないためにも、危険の予兆には早めに気づきたい。
どこに落とし穴があるかは、誰にもわからないのだ。




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