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#TribalOpenCollege に行ってきた vol.1

トライバルオープンカレッジとは

トライバルメディアハウスが開催している、学生向けのソーシャルメディアマーケティング講座です。

講座は全9回行われ、最前線の現場で働く方が講師をしてくれる、学生にとってはこれ以上ない、美味しい機会です。

記念すべき第1回目は、トライバルメディアハウス代表の池田さん(@ikedanoriyuki)が「マーケティング最前線~歴史とソーシャルメディア事情~」について講義をしてくださいました。

※当Note、3000字を超えているので気をつけてください。

マーケティング最前線
~歴史とソーシャルメディア事情~

1.Z世代は特殊な時代に生きている

まず、はじめに池田さんは「過去、現在を理解できなければ、解像度高く未来を予測することは不可能である」として、ここ数十年でどれだけの変化が起きて、どれほど特質な時代なのかを説明しました。

人口について考えた場合、ここ200年で人口が急激に増加し、それによって3つの革命が起きました。

「農業革命」「産業革命」「情報革命」です。

僕らはいま、情報革命のど真ん中にいて、日々とてつもない量の情報にさらされています。

私たちは、1日に流れる情報の1%ほどしか消費できていないそうです。全国的なバズが起きにくくなっている事を感じていた僕にはとても刺さりました。

さらに池田さんは、「Z世代は広告を圧倒的に嫌う性格もある、情報がアンコントローラブルな状態を嫌う」といっていました。

たしかに、僕の周りにも広告を嫌いな人は多いです。

僕自身は広告を見るのが好きなので、同世代の中では広告を見る方だと思いますが、AVを見ているときに広告が出てくると殺意が芽生えるのも確かです。

しかし、池田さんは「広告を積極的に見るようにし、気に入らない広告なら何がダメなのか、自分ならどうするか。気にいる広告であれば何が気に入っているのかを日々考える事で広告に対する解像度が高まる」と言っていました。

2.世間のソーシャル化

ここ数年よく聞くようになったSNSですが、あくまでもSNSは過去の媒体がソーシャル化したものであるとおっしゃっていました。

この際に見せてくださったスライドがとてもわかりやすく、載せたいのですが、confidentialがついているので言葉で説明すると、メールがLINEに代替し、友人付き合いがFacebookになったなどです。

この際、ソーシャルメディアマーケティングの話や各ツールに限定したインスタマーケなどの話が先行しがちですが、あくまでもSNSの向こう側には人がいてそれを深掘りするべきであるとも言っていました。

また、SNSは、[フロー/ストックの軸]と[人のつながり/興味関心のつながりの軸]の2軸でポジショニングマップを作成し各ツールを分析すべきであるとのことです。

よくある失敗例として、企業のSNSをWhatの文脈でなくWhoの文脈で運用するとうまくいかないことが多いとのことです。

3.マーケティングの移り変わり

このお話に入ったとき、池田さんが「マーケティングとは何だと思いますか?」と受講者全員に問いかけていました。

正直、ドキッとしました。

僕は「売れているものの共通項を見つけ出し、再現性のある形に直し、汎用性を高くすること」だと思いました。

池田さんは①売れる仕組み(≠仕掛け)を作り②外部環境の変化にフィットさせ続ける③すべての活動 と定義されていました。

マーケターと名乗るには、「たとえ自分の興味関心のない商材でも、依頼があれば上流から下流まですべてを分析する必要がある」と言っていました。

「イタコになれ」とツイートしていた会社の上司を思い出しました。

さらに、池田さんは人がものを選ぶときに明確な基準がないことや雰囲気で選ぶことを指摘し「マーケティングは宗教の時代になった」と言語化していました。

さらに、近年様々なマーケティング理論が出ている中で、今まではその理論をいち早く活用することが戦略優位につながっていたが、これからは周りが行っている理論を使用しないと戦略不利になるとも言っていました。

4.この20年で起こったこと

【①メディア環境の変化】

10-30代はメディア接触の半分以上がネットになり、スマホの保有率が7割を超えたことでWEB制作の現場等で言われていたスマホファーストがスマホオンリーに移り変わる

【②クチコミの信頼向上】

クチコミの信頼度が飛躍的に上がってきている。そのうえコンテクストごとに検索場所が変わっているそうです。

わからないことを調べるときにGoogle,Yahoo!を使用し、最新情報を知りたいときはTwitterを使用し、観光地や食べ物を見たいときはInstagramを使用するとのことでした。

そして、「現代消費者はジブンゴト化(Relevance:正確には関連性)したリアル(Reality)なフロー情報(Real-time)を求めている」とし、まとめて3つのRとしていました。

【③情報取得行動の変化】

いままでは、能動的に検索しないと情報が出てこなかったのがSNSの発達で目的意識なく偶発的に訪れたサイトを閲覧する受動的クリックに変化しているとしていました。

5.池田さんからの課題

【①今後、家電メーカーが98万円くらいでスマート冷蔵庫を発売すると思うが、その後、Amazonが赤字覚悟でスマート冷蔵庫を9万9800円くらいで発売すると予想する。この事象により、メーカーのマーケティングにはどのような変化が起きるか】

まず、僕らの生活の中から、スーパーに行く人が減り、結果的に街からスーパーが減ると考える。その上で、メーカーはAmazonのスマート冷蔵庫の広告枠を争うことになると思う。

例えば、調味料を売るメーカーなら、レシピを広告として出し、購買を狙うなどだ。または、AmazonフレッシュのようなサービスをAmazonが拡大すればわざわざ、買わなくても野菜が届く状態になると考える。

さらに、母の誕生日にAmazonでプレゼントを買いラッピングをしたとすると、翌年の同時期にレコメンドが出てくるのようなことも考えられる。

【②IoT+AIが当たり前になると各家庭の洗面台がどのようなマーケティングプラットフォームになるか】

IoTによって、毎朝、肌の状態や口内環境、髪の状態、目の状態などを把握することのできる洗面台になったと考えた場合、女性であれば肌の状態に合わせた化粧品をレコメンドさせ、レコメンドされた化粧品のセグメントと一致セグメントを持つブランドの服やカバンを仮想的に試着させることが可能かもしれない。その頃には、現金はほとんど扱われていないだろうし、人は喪失感を嫌うので必然的に購買されやすくなる。

男性の場合、髪の状態などを毎朝チェックし、医薬品メーカーからのレコメンドが届くかもしれない。

【③マイクロチップを埋め込むことで、どの会社がどのようなデータを欲しがり、どのような活用をするか。なお、マイクロチップでの購買活動はできないものとする】

マイクロチップで、心拍数等の健康情報を取得できるのであれば、保険会社がやっている、健康であるほど保険料を減らす売り方が定着すると考える。


最後に

推敲をしていないので、内容が全くまとまっていませんが、こんな感じだったと思います。

上手に言語化できないということは、まだまだ成長する余地があると思うのでこの講座を通して成長していきます。

良ければTwitterも見てください。


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