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#TribalOpenCollege に行ってきた vol.2

トライバルオープンカレッジとは

トライバルメディアハウスが開催している、学生向けのソーシャルメディアマーケティング講座です。

講義は全9回で行われ、今回は2回目でした。

今回は太田さんが企業がソーシャルメディアマーケティングを行う際の話をしてくれました。

第2回のゴール:個人SNSと企業SNSの違いを明確にし、ビジネスで効果的な運用法を理解すること

第2回は

①ソーシャルメディアの得意領域を知る

②企業のソーシャルメディアの作法を知る

③企業がソーシャルメディアマーケティングをする上で必要なことを知る

の3本建てです。

①ソーシャルメディアの得意領域を知る

ソーシャルメディアは広告/PR/販売促進の外部への情報発信を得意としています。ソーシャルメディアはマーケティングファネルの中でも潜在顧客に興味関心を持ってもらうなどの情報を届けるフェーズが得意です。

また、ソーシャルメディアは「メディア」の1つです。

メディアと括っても種類は4つあります。

A.Paid Media:認知獲得が得意です。広告費を払うことで掲載できるメディアのことで、広告/宣伝/プロモーション/キャンペーンなどを指します。

メリット:広告を広く届けられる

デメリット:メッセージが一方的で、お金がかかる

B.Owned Media:俗に言うコンテンツマーケティングの領域です。

メリット:コンテンツのコントロールができる

デメリット:情報を広める力がない

C.Earned Media:メディア・インフルエンサーとの関係構築により獲得する評判のことです。

メリット:他者からの評判なので信憑性が高いと判断される

デメリット:意図した形でメッセージが伝わらないこともある

D.Shared Media:ここが本講義の中心になるソーシャルメディアです。共感を獲得することが重要となります。

メリット:親近感もあり信憑性も高い

デメリット:炎上のリスクが有る

共感の獲得とは:自分ゴト化、仲間ゴト化してもらうことです。

自分ゴト、仲間ゴトの他にも誰に話しても知っている話題である世の中ゴトと認知すらされない他人ゴトがあり、企業はターゲット層に他人ゴトと判断されるのは問題があります。

ソーシャルメディアは自分ゴト化⇆仲間ゴト化が得意です。

②企業のソーシャルメディアの作法を知る

ソーシャルメディアがいくら自分ゴト化、仲間ゴト化が得意とはいえ、企業がソーシャルメディアマーケティングをするには作法があるそうです。

ソーシャルメディアは公園に似ていて、オープンな場所で不特定多数の人間が簡単に入ることができますが、会話をするのは仲間内が多いとのことです。

そのため、ソーシャルメディアはマーケティング媒体になる想定で作られていないのでソーシャルメディアとソーシャルメディアマーケティングは全くの別物で、マーケティングさせていただくという思考回路が大事です。

実際に、友人と公園で遊んでいて知らない人にいきなり「この商品良いから買わない?」と話しかけられても怖いですよね。

また、ソーシャルメディアは「短い時間」 に 「1日に何回」も見られ、
受動的な情報取得をメインとするメディア
でユーザーは受動的に情報を受け取ります。

そのため、ユーザーに「知りたい」や「もっと知りたい」と思ってもらえるような行動をすることが重要です。ユーザーに上記のような感情を持ってもらうのに効果的なのがユーザーが関心を持っている「ネタ」とユーザーが企業からの発信を見て・聞いてくれるタイミングに合わせる「モーメント」です。

また、ソーシャルメディアマーケティングはは基本的に、ユーザーと深い関係を作ることでそのうち客になってもらうものです。

つまり、ソーシャルメディアはどうせ買うならあなた(企業)から買いたいと思わせる場所です。

③ソーシャルメディアマーケティングで必要なことを知る

企業アカウントは個人アカウントと異なり、闇雲に好きなことをつぶやくのはNGで、きちんとコンテンツを考えることが必要です。

コンテンツの効果測定として、KGIとKPIの決定が必要になります。もちろん正しいKGIとKPIを設定できなければ意味がありません。

ただし、現在はソーシャルメディアに慣れてきている人が多いので、コンテンツを回すことは容易ですが、運用をしながら、結果を見て、戦略そのものの軌道修正なども必要です。そのため、ソーシャルメディアを効果的に運用するためのアドバイザーが必要とされています。


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