“Natural springs near me” をキーワードにしてグーグルマップで見つけた泉を見に行った。

今回訪れたのはアイオワ州のバックボーン州立公園内のリッチモンドスプリングという泉。季節は秋、落ち葉が水面を覆い泉の全貌が見えないが、隙間から湧き出し口が少し見えた。砂がボコボコと泡立つように水底で踊っていた。木製の古びた看板には1分間に2000ガロン(7570リットル)の水が湧き出ていると書いてあり、崖の裂け目からこんこんと湧き出る水を源としてここからクリークが始まる。

ここの泉はコンクリートブロックなどでかっちり囲んでいないところがいい。崖と同じ素材の石灰岩で護岸するにとどめてあるほうが自然と馴染む。

泉は神殿とか祠のような人工建造物で覆わない方がいいように思う。今年の春ユーレカスプリングスを訪れた時にもたくさん泉をみたけれど、コンクリートで噴水風やキリスト教の岩屋風など、人工的に作り込みすぎのところが多く、それでも誰かがきれいに掃除していれば良いが、メンテナンスが行き届かないと藻類に覆われてどんよりとあたりの気が停滞した感じが多くて残念だった。

わたしは時々こんなふうに雰囲気の良さそうな水場を探し歩くのだが、なぜそんなに綺麗な水に惹かれるのか自分でもわからない。日本から遠く離れた場所にいるので、自然の中に神社的な場所、清めが得られる場所を探してしまうのかもしれない。一緒に行った友達と、次に来るときは椅子を持ってきて水音を聞きながら本を読んだりして過ごすのもいいかもねと話した。

泉探しに使えそうなサイトをみつけた。今回行った泉はこのサイトには載っていなかったけれども、グーグルマップと併用して使ってみたい。