遭難者に遺した手掛かり

どうやら、私は遭難してしまったらしい。

地上に作られた石の階段。あれが地獄へ繋がっていると言っても、誰も信じはしないだろう。今、この手記を読んでいる君だけが・・・無論、そんな者は現れないに越した事はないのだが・・・唯一、それを知っている人間だ。

数日の間、私はこの洞窟内を調べ歩いた。怪物のいる場所は避けて通るしかなかったが、それでもかなりの部分は捜索したつもりだ。もっとも、この洞窟が果たしてどれ程深くまで続いているのか、私には計り知れないのだが。

結果は・・・まるで徒労だった。洞窟内にあったのは暗示的な図形や文章ばかりで、私にはまるで理解出来なかった。役に立つかどうか分からないが、ここに記すことにする。

http://code.9leap.net/codes/show/79124

・・・これはどうやら意味のある一行らしい。何に使うものか、君には分かるだろうか?また、この一行は、このように続くようだ。

・・・文脈から察するに、なにか証のようなものが求められるようだ。君は証を持っていないかも知れないが、どうやら証を作る必要があるようだ。

・・・君が証を手にしたとき、次はこの絵が鍵になるだろう。

・・・そして、次が最後の手掛かりになる。

・・・indexには、確か目次という意味があったはずだ。もしこれが目次だとすれば、おそらく主題にあたる部分があるのだろう。英語であることに意味があるとすれば、主題という言葉も、おそらく・・・。

以上が私が見つけた手掛かりの全てだ。大した考察も出来ず、申し訳ない限りではあるが・・・

冒険者よ、君には生き延びて欲しい。

それが私の死に意味を与えるだろう。

身勝手な願いをどうか赦して欲しい。せめて、私の分まで・・・

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