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私の仕事と動物のこと。


私はかつて法テラスというところでスタッフ弁護士の仕事をしていました。

法テラスは、経済的な理由や司法過疎などにより、弁護士のサービスを受けるのが難しい人に弁護士のサービスを届ける国の機関です。
その法テラスがやっている法律事務所のスタッフ弁護士をしていたせいもあり、私の顧客は、貧困層の方や障害のある方など、社会的弱者と言われる方が多く含まれていました。

法テラスをやめてからもこの傾向は続き、私はコンスタントに社会的な立場が弱い方の事件を受けています。
また、DVや性的被害等々、相手方と対等な立場に立ちにくい方の事件も多く受けてきました。

今いる事務所は、やはり社会的弱者の方の法的ニーズに応える役割を担っています。

私が、動物愛護の世界に足を踏み込むきっかけはうちのハムと昨年亡くなったご近所猫さんでした。

ハムスターを飼うのは初めてで、ネットで他のハム飼いの方と繋がり、情報を得ていく過程で、ハムスターがペットの中でも弱い立場に置かれ、虐待されることも少なからずあることを知りました。

また、昨年の今頃ご近所猫さんと親しくなり、地域猫やさくら猫のことをネットで知るようになって、外猫の過酷な生活、猫の凄惨な虐待事件が止まないこと、飼育放棄、多頭飼育崩壊などの現実を知るようになりました。

そして昨年8月に起きた沖縄の猫虐待騒動を経て、さらに動物の問題について自分なりに情報を収集し、同時に発信もするようになりました。

最近の私のツイートは、ほぼ動物関連に終始しています。

この流れ、自然かつ必然なものだったかなと思うのです。

常に自分は、弱い立場の人と関わってきました。
その対象が、人だけでなく動物にも拡大しただけなのです、たぶん。

私が元々持っていた目線の中に、動物たちが入ってきた、それだけのことにすぎないように感じられます。

まだまだ、私は動物問題初心者で、具体的に大きな問題に対応したことがあるわけではありません(沖縄の件は警察に通報したりしただけですので)。

知らないこと、気づかないことも、たぶんまだたくさんあります。

ですが、日頃の仕事のやり方と同じく、目の前にある問題ひとつひとつに向き合っていくことを続けていきたいと思います。

その積み重ねが、動物に関わる様々な問題の解決の一歩になるかもしれないので。

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