ギューニャン 第六話 ギューニャン、おさかな篇

ギューニャン 第六話 ギューニャン、おさかな篇 2018/1/27 21:40

 ギューニャンはたい焼きを釣りにでかけました。「たい焼きギューって食べるにゃん」
 ほんわかした地面をてくてく歩いて行くと、なにやら黒い場所があります。
「ここにするにゃんにゃー」
 あったかい地面に座って、黒い地面に向かって、細長い筒状のクッキーに結んだ飴の糸を投げると、糸の先の飴玉が、黒い地面にプルンと入っていきました。
 黒い地面はコーヒーゼリーで中にたい焼きがいるみたい。ギューニャンすっかり興奮して「ギューニャンおなかすいたにゃん、黒いたい焼き食べたいにゃん」そして飛び上がりました「食べたいにゃーん♪ 食べたいにゃーん♪ 食べたい音頭で、たい焼きにゃん♪ 音頭〜、コーヒーゼリーの音頭♪ ゼリーの鯛だよ焼いてある♪ 焼かなきゃ、たい焼かず、だから焼くにゃん♪」
 ギューニャンが待ちきれなくて歌って踊った振動で、ほんわかした地面だと思っていたホットケーキから、甘い蜜がコーヒーゼリーの海に流れ込んで、たい焼きは甘く甘くなりました。
 甘いたい焼きは、もっと甘い飴を咥えて、そのままギューニャンに釣り上げられました。
「いたにゃんきにゃーん」甘くて美味しくて、思わずギューニャンは、コーヒーゼリーの海に飛び込みました。
 そしてそのまま世界の果てまで泳いで行きました。
 世界の果ては、滝になっていて、そこから海がこぼれ落ちていきます。ギューニャンも呑まれて、どんどん落ちていきます。
「ギューニャン困ったにゃん、戻れにゃん」
 するとお腹の中から声がします。
「やあギューニャン、僕はさっき食べられた、たい焼き。実は鮭なんだ。しかも鯉の血を引いてるんだ。僕を外に出してくれたら、ギューニャンを乗せて滝登りをしてあげるよ」
「わーい」ギューニャンはたい焼きを口から戻してギューニャン牛乳を注ぐと、元よりかっこよくて美味しそうな、おさかなの形に手で固めます。
 するとおさかなのたい焼きはカッコよく気取って「さあ、おいらの背中に乗りな」と、言いました。ギューニャンが乗ると、一気に空のお城まで飛びました。
 そうしておさかなのたい焼きは、ギューニャンの天空城の池に住むことになったのです。
 それからギューニャンは池に行っては、おさかなを食べたり戻したり、ギューニャンしたりするように、なったのでした。
おしまい

ギューニャン第六話「ギューニャン、おさかな篇」 終


次回予告、「ギューニャン 第七話 ギューニャン南極探検隊」乞うご期待!

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てりりくん

週刊「ギューニャン」

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