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#14 いい声の人ってズルいっ!

惚れ惚れするいい声の持ち主っておられますよね。こればかりは生まれつきの物、それは羨ましい限りです!

約20年以上現役クラブ歌手をしております平山テリです。

いい声とは、明るくて、キラキラしてて、発しただけで皆を魅了してしまう声。
例えて言えば、カーペンターズのカレンの声でしょうか。
盲目のシンガーのダイアンシューア、八神純子、Superflyの越智志帆、Aiko、ホイットニーヒューストン、水樹奈々など。男性では、スティービーワンダー、玉置浩二、細川たかし、石原裕次郎、など。まだまだ沢山おられますね。
(思いつかなかったので、一押しを、是非コメント欄にて教えてください!)

歌い始めで、「わ、素敵な声!」と思う声は、ずっと聴きたくなりますよね。
出だしで耳をそば立てる声、聴きたくなる声、そんな声になりたくて、ボイトレにハマりました。
クラブ歌手約30年の平山てりです。

「出だしのワンフレーズで、耳を持っていかれる声が素晴らしい!」といつも言っています。
そんな声になることは果たして出来るのでしょうか?

声は、人によって様々。高い声、低い声、しゃがれた声、透き通る声、響く声、囁くような声。小さい声、大きすぎる声、色んな個性がありますが、私の目標とする声はこうです。「自分自身という声の楽器を最大限に活かし切って、私という体で増幅し、いつも心をよりよく研きつづけている声こそが、聞いてくださる方の心の中心に届く」と思っています。(ここに心が出てくるのは、「声は心の響き」だからです)
ですから、元の声自体の良し悪しより、自分という楽器をより良く活かしていった中で、最高の声を発見できる!と確信しています。そんな声を発見していくのがボイストレーニングの醍醐味だと思うのです。

私の声は、いい声ではありません。女性としては低いし、結節に悩まされた20代は、喉声でひどい声だったはずです。大きい声が出れば勝ちだ!的な、バカな考えに取り憑かれていました。だから、酷かったのです。音楽は勝ち負けではないですよね。笑。

34歳で原因不明の声帯の片側硬化による手術(#4に詳しく書いています)をして、元のように歌えるようになってから、30代も終盤になってようやく声をお褒め頂けるようになりました。

いい声でなくても、ボイトレで「私なりのいい声」に出会えたのだと思います。

自分の声が嫌いだというあなた、どうか諦めずに、声を磨くボイトレに挑戦してみてください。きっと楽しい冒険になると思います!