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旅の組み立て方|離婚後、友達のいる『イタリア』へ

数年前の話だ。
当時、私は離婚のタイミングと仕事の忙しさが重なって、随分と疲れていて、今にも息が詰まりそうだった。
学生時代、恋愛や将来について語り合った親友に久しぶりに会いたくなった。彼女はイタリアに住んでいる。

友達に会いに行こう

大学時代からの親友は、ドラマティックな遠距離恋愛を実らせて、旦那さんと子供たちと一緒にイタリアに住んでいる。
ずっと「遊びにおいで」と言ってもらっていたが、プライベートの色々がひと段落するまでは、なかなか足を運ぶことができなかった。

やっとプライベートも仕事も少し落ち着いたので、彼女に「今度イタリアに遊びに行く」と連絡した。私が離婚したことは伝えてあったので、私のことを心配してくれていたし、遊びに行くことを歓迎してくれた。小さい子供がいるのにも関わらず、彼女の家に滞在させてもらえることになった。

彼女の住むレッコという街へは、ミラノから電車で向かう。

レッコは湖近くの街だ

ミラノまでのチケットを手配する

日程は4/30から5泊7日だ。ゴールデンウィークは、航空券の価格が高い時期だが、休みが取れるのはここしかない。価格よりも、このタイミングで行くことが何より大事だった。
さっそく、羽田空港〜ミラノ空港間のチケットを手配した。サーチャージ込みで、往復161,790円だった。

  • 4/30(月)

    • 羽田空港 11:15発〜フランクフルト空港 16:25着(NH2235)

    • フランクフルト空港 17:55発〜ミラノ・マルペンサ国際空港  19:05着(LH256)

  • 5/6(日)

    • ミラノ・リナーテ空港 15:15発〜フランクフルト空港 16:30着(LH281)

  • 5/7(月)

    • フランクフルト空港 18:05発〜羽田空港 12:15着(NH5854)

ミラノには、ミラノ・マルペンサ国際空港とミラノ・リテーナ空港の2つの国際空港がある。スケジュールの都合上、行きと帰りで別々の空港を利用することになった。到着日は、ミラノ・マルペンサ国際空港まで車で迎えに来てくれるそうだ。

ベネツィアへ、人生初の海外一人旅

せっかく5泊できるならと、友人はベネツィアへの旅行も薦めてくれた。レッコからベネツィアまでは、ミラノを経由して電車で行くことができる。チケットは彼女が事前に手配してくれた。

手配してくれたチケット
  • 行き:ミラノ中央駅 9:45発〜ベネツィア サンタ・ルチーア駅 12:10発

  • 帰り:ベネツィア サンタ・ルチーア駅 15:20発〜ミラノ中央駅 17:55着

行きは早起きの必要があるが、1日目の昼と夜、2日目の朝と昼はベネツィアで食事ができる。2日目のランチは、友達がおすすめのレストラン『Ai Tre Archi』を電話で予約してくれた。

ベネツィアへの旅は、1泊2日とはいえ、海外で初めての一人旅だった。英語は流ちょうでは無いが、臆せず話せるので、意思疎通には困らない。少し緊張するが、きっと何とかなる。
離婚して、色々なことに自信を無くし、落ち込んでいた私にとって、海外での一人旅は、小さな冒険のようで、行く前からワクワクした。

ベネツィアのホテルを予約

ベネツィアで泊まるホテルは、【ベネツィア ホテル】でGoogle検索し、評判の良かった『ホテル ティツィアーノ (Hotel Tiziano)』を12,000円ほどで予約した。
他にもっと安い宿もあったが、せっかくのベネツィアだし、憧れだった素敵なプチホテルに泊まることにした。

ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅からも徒歩圏内だ。

イタリア旅行の旅程は以下の通りだ。

  • 4/30 出国

  • 5/1 友達家族とコモ湖のほとりにある『ベッラージオ』観光

  • 5/2 一人でミラノ観光

  • 5/3,4 ベネツィア旅行、ホテル ティツィアーノに宿泊

  • 5/5 友達とミラノ観光

  • 5/6 友達家族とSentiero del Fiumeを登山し、空港へ

  • 5/7 帰国

友達に甘えてしまう分、日本からのお土産をたくさん持って行った。イタリアではなかなか手に入らないものも多いらしい。

イタリア旅の10枚

コモ湖・船上からの眺め
生地から手作りでピザを作ってくれた
ミラノのドゥオモ。あいにくの天気だった
ミラノにはチョコレート店がたくさんある
ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅の駅前には運河が広がる
ベネツィアの移動は「ヴァポレット」という船で。1dayパスが便利だ
ベネツィア・ホテル ティツィアーノの一室
ベネツィアのレストランにて。プロシュートもワインも、人生で一番美味しく感じた
イタリア発の総合フードマーケット『EATALY』は、最高に楽しかった
小さい子も頑張って山を登っていた(すごい!)

子供が寝た後は、大人の時間だった。旦那さんの淹れてくれたコーヒーと手作りのドルチェを食べながら、友達夫婦と遅くまで話し込んだ。
イタリアでは、年齢を気にせず独身の人たちが楽しく過ごしているし、日本よりももっと自由な考え方の人が多いから、日本を窮屈に感じることがあったら、また、いつでも遊びにおいでと言ってくれた。

この旅行で随分と心を軽くしてもらったと思う。
またイタリアに行きたいと思ってはいるが、このご時世、再訪はもうしばらく先になりそうだ。

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