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旅の組み立て方| 滞在時間1日足らず『岡山』弾丸一人旅

どこかに旅行に行きたいが、新しい会社に入社して半年経つまでは、基本的に有給がない。旅行に行くなら、しばらくは土日祝日で行くしかない。
ということは、海外旅行はしばらく無理ということになる。国内で最近行ってないどこかに行きたい。

どこかにマイルを申し込む

目的地が決まってなくて旅行をしたい時は、JALのどこかにマイルをよく利用する。お得なマイル数で国内旅行に行ける仕組みだ。
ただし旅先候補4つの中から、どこになるかは申込時点では分からない。

土曜日の午前中に羽田発、日曜日の夕方頃に羽田着というのが理想的なスケジュールだったが、申し込み枠がなく(おそらく空席がないんだろうと思う)、以下の内容で申し込むことになった。

  • 9/9(土)出発時間 12:00〜15:59

  • 9/10(日)到着時間 12:00〜15:59

行き先候補は「高松」「石垣」「岡山」「熊本」だ。

ここで一つ注意しないといけないのは、帰りの便の時間指定は、現地の出発時間ではなく、羽田空港到着時間という点だ。最も時間のかかる石垣へのフライトなら片道3時間半。可能性の話で言えば、19:29現地着、翌日8:30現地発ということもあり得るわけだ。

しかし、時刻表を見ると申込条件に当てはまるのは、17:15現地着、翌日10:35現地発というのが分かる。弾丸旅行には違いないが、石垣島の夜を楽しむことはできそうだ。

行き先が「岡山」に決まった

色々心配はしたものの、行き先は石垣ではなく岡山だった。弾丸旅行には変わりないが、石垣島に比べると岡山までのフライト時間は1時間20分ほどと短いので、多少観光する時間は取れそうだ。

  • 2023/9/9(土)14:25羽田空港発ー15:45岡山空港着

  • 2023/9/10(日)12:25岡山空港発ー13:40羽田空港着

岡山と言えば、思いつくのは桃太郎か倉敷だ。時間も限られているので、倉敷に狙いを定めた。空港からのアクセスを確認したところ、倉敷駅までの所要時間はバスで30分ほどだったので、短い滞在にはちょうど良さそうだと思った。

土地勘のある友人に相談

岡山と言えば、しばらく大学時代の友人が住んでいたので、さっそくLINEで連絡してみた。

私「倉敷の美味しいご飯屋さんを教えて欲しい」
友人「倉敷に何しに行くの?」
私「特に予定はないけど、岡山と言えば倉敷かなと思って」
友人「予定はないけど、倉敷に行くの?笑」

そうだった、確かに「なぜ倉敷なのか」から説明が必要だったと気づき、どこかにマイルで岡山が当たり、岡山と言えば倉敷だと思ったので、倉敷に泊まろうと思っているという話と、合わせて滞在スケジュールを伝えた。

すると、友人は以下のようなプランを提案してくれた。

  • 到着後、空港から倉敷にバスで移動する

  • 倉敷美観地区をサクッと観光

  • 倉敷から岡山駅に移動

    • 在来線に乗って20分程度

  • 岡山市内に宿泊

    • 夕食は岡山市内の方がお店が多いので紹介しやすい

  • 翌朝は日本三大庭園の岡山後楽園を観光して空港へ

    • 朝7時半から開園しているから、スケジュール的にも良いはず

申し分ないというか、完璧だ・・・。岡山後楽園の開演時間、風景写真などをホームページで調べてスクショを添付してくるあたり、さすがやり手の営業マンだと思った。昔から思っていたが、本当に信頼できる。

どこに泊まろう?

友人は、岡山市内のおすすめのご飯屋さんも色々と紹介してくれた。紹介にあたって、予算とジャンルを事前にヒアリングしてくれるところも気配りの天才である。
友人の紹介してくれたご飯屋さんをGoogleマップに登録してみて、それらにアクセスの良さそうなホテルを予約した。

スマイルホテル岡山は、岡山駅からは少し離れるが、岡山後楽園まで徒歩20分ほどで朝の散歩にもちょうどいいと思った。一泊分の荷物なら、リュック一つに収まるので身軽に動ける。

倉敷でマステのイベントに行きたい

ホテルの予約も済み、旅程はできあがったと思っていたところ、たまたまFacebookで以下の投稿を見つけた。

マスキングテープが好きで色々と買い集めてきたので、この倉敷アイビースクエアで行われているイベントはぜひ行ってみたいと思った。

問題は1点。倉敷アイビースクエアの営業時間が17:30までというところだ。15:45に岡山空港に到着し、15:55 発のバスに乗れば、16:30に倉敷駅に着くことができる。
ちなみに地方の空港は、飛行機の到着に合わせてバスの時刻表が設定されているので、到着時刻10分後に発車するバスに乗ることは可能だ。何だったら、多少時間が遅れてでも飛行機の乗客に合わせてバスが待ってくれることすらある。
というわけで、16時半頃に倉敷駅に着けそうだが、そこから倉敷アイビースクエアにバスで移動しようとすると12分かかるらしい。滞在時間を考慮して、倉敷駅から会場まではタクシー移動にしようと決めた。

倉敷美観地区を観光するのはマスキングテープの会場を見た後になる。美観地区の大きさなど見当がつかず、観光にどれぐらいの時間を要するのかが読めなかったので、岡山市内での夕飯を予約するのは諦めた。一人旅なので、友人の豊富なおすすめご飯屋さんリストの中から、どこかのお店にふらっと入れるはずだ。

旅の10枚

タクシーの運転手さんの機転で渋滞を回避でき、マステのイベントにも間に合った
倉敷美観地区は18時閉店の店が多かった
大好きな「倉敷意匠」の食器を爆買い
atiburanti(アチブランチ)
倉敷美観地区の景観
紹介してもらったお店がことごとく満席で、再度友人に泣きついて教えてもらったバー
カウンターで隣のお姉さんと仲良くなる
お姉さんが踊りに行くというのでついていくことにした
ディープな雑居ビルにドキドキ
生バンドの演奏がカッコいいダックテール
お客さんたちもお店の人も親切で初めてでも楽しめた
日曜日朝8時から営業してる貴重な喫茶店ダンケでモーニング
さすが日本三大庭園!岡山後楽園
お土産に買った岡山県産シャインマスカット

24時間足らずの岡山弾丸旅行だったが、ギュッと凝縮した楽しい夜を過ごすことができた。クチコミサイトやガイドブックで情報収集をするのもいいが、地元の方の情報や紹介は面白くていい。

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