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#1648 「べき論」に振り回されない

教育界には「べき論」が溢れかえっている。

存在する教師の数だけ「べき論」があると言っても過言ではない。

私もついつい「~べき」「~しなければならない」という文言を書いてしまう。

そして、自分が実践をする際に、だれかの「べき論」に左右されてしまうことがある。

自分が「したい」実践があっても、ある教師の「それは避けるべき」という論もあれば、またある教師の「それをすべき」という論もある。

これがダブルバインドを生み出し、結局どちらにすべきか、どう実践すべきか分からなくなってしまう。

これでは、自信をもって教育実践ができなくなるし、何といっても目の前の子供たちのためによくない。

重要なことは、だれかの「べき論」に左右されることではなく、様々な「べき論」を吟味し、今の自分に合う実践を志向することである。

そうやって、自信をもって実践をしていくことである。

このときに「~をさけるべき」「~をすべき」に振り回されないことである。

そして、「実践して終わり」ではなく、「自分の実践がどうだったか?」「穴や不足はなかったか?」「他の選択肢・可能性はないか?」と省察することである。

これにより、「他者のべき論や自己の省察を乗り越えた実践」を創り上げていくことができる。

「べき論」に振り回されないように注意していきたい。

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