#955 教師が生徒になる?
教育は教師集団だけで行うのではない。
教師には得意・不得意がある。
だれかの不得意は、だれかの得意でカバーできればいい。
しかし、教師集団にも限界があり、得意な人がいない分野もある。
プログラミングなどがその典型だ。
そんなとき、教師集団の力でもどうにもできない。
そこで、外部人材の力を借りる。
外部から専門家を呼び、その人に教えを乞うのだ。
つまり、教師が生徒となり、専門家が教師となるのである。
はじめは、専門家中心の研修が続く。
次に、専門家がガイドしながら、協働で実践していく。
やがて、教師同士で協働で実践できるようになる。
最終的には、教師一人でも実践ができるようになっていく。
このような「教師中心の学び→ガイドされた学び→協働学習→個別学習」は「責任の移行モデル」に合致している。
#231 プロジェクト型授業~責任の移行モデルを活用して~|眼鏡先生|note
↑ 上の記事で紹介した通りである。
まさに、教師が生徒となり、専門家が教師となるのだ。
このように、教育は教師集団の力だけで遂行できるものではなく、外部の力を借りることが必要なのである。
そのときに活用したい概念が「責任の移行モデル」である。
ぜひこの考え方を忘れず、専門家の力を借りながら、教育活動を展開していきたい。
では。
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