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#1493 協調学習における2つの相互作用

協調学習とは、「人が他者との対話を通じて自らの理解を深める学び」を言う。

個人のメタ認知を重視する学びのことだ。

人が何かを学ぶとき、2つの相互作用が生じる。

1つ目は、「内外相互作用」である。

個人の中の内的スキーマと外的リソースとの相互作用のことを言う。

2つ目は、「建設的相互作用」である。

これは、個人間に起きる相互作用のことを言う。

「課題遂行者」と「モニター」の立場が入れ替わることで、建設的相互作用が生じていく。

この2つの相互作用を原理とする学びが「協調学習」なのである。

その協調学習の代表的な学習方法が「知識構成型ジグソー法」である。

詳細は以下の通りである。

#138 知識構成型ジグソー法|眼鏡先生 (note.com)

このように、子どもたち一人ひとりにおいて内外相互作用が生じるように、外的リソースである「学習材」「教材」「資料」「外部情報」「環境」を教師が用意する。

そして、個人の内外相互作用が個人間における建設的相互作用になるように、グループ編成・話し合いを組織する。

こうして、子ども個人の中で個性的な「学び」を生起させるのである。

ぜひとも、協調学習における2つの相互作用を意識して、授業をデザインしていきたい。

では。

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