ここは北海道ニセコ町、霊峰羊蹄山（ようていざん）を望む

ニセコ町町役場の主催で、共同事業ラボ（視察とガイダンス）に当選して招かれた

ガンの術後1週間で反対意見も多かったが、強行した

初めての試みとのことで、当局の気合いも高く、二泊三日の日程はタイト

痛み止めと睡眠薬を忘れて先行き危ぶまれたが、景観の圧倒的な威風と地元の歓待姿勢に不安は杞憂に終わった

新幹線開通も控え、移住熱も高いそうだが、移住が叶わない都会人も多いだろう

仕事と家庭、住宅ローンを抱え、短期視点でバタバタの都会で疲弊していくクライアントに思いを馳せた

明日の転落に怯えるエリート、あがけども這い上がれない格差と現実にメンタルを痛めるワーカー

悶々とSNSやYouTubeに逃避し、やがて病み、休職、転落的転職の悪循環

悠久の自然に組み込まれている諦めにも似た安心感、そしてそれを作り出している摂理への畏敬、謙虚で人懐こい人々の屈託ない笑顔、心遣い

クスリがなくとも、術後疼痛は和らぎ、睡魔に酔った

名刺入れを忘れたことにも、全く動じなかった（文明の利器名刺アプリのおかげ）

病んでる都会人、いつ病むともわからない現代人

若者流行のパウダースノースポットでもなく、成功金満家のリゾートでもなく、社会を牽引する企業の責任投資としての人心涵養"ニセコ留学"を企図してみようか