『飛べない蝶の悲劇』を繰り返さないために
第9候・菜虫化蝶（なむしちょうとなる）
啓蟄【末候】 青虫が羽化して紋白蝶になる
春分までのカウントダウン！
日曜日にはお彼岸に入りますね☀️
卒業式、そして進路が決まる季節ですね
『おめでとう』を伝える機会が多くなってきました😃
わかりやすい次のステージへの移行時期（季節）ですが
学校や職場が変わらないとしても、
やっぱり新しい幕開けの時期です
春分の日は最近では「宇宙元旦」と呼ばれているとか
ぜひこの日のご来光は見たいですね☀️
さて、ただいまエネルギー医学の土台となる
エネルギー解剖学的基礎について書いているのですが、
ちょっと寄り道、第9侯に寄せて
『飛べない蝶の悲劇』のお話をご存知でしょうか？
ある男が、間もなく羽化して飛び立とうと、
必至にもがく蝶の蛹を見つけました。
堅そうな殻を破けずにもがき苦しんでいるその姿を可哀想に思い、
殻の端の方を少し切って手伝ってあげました。
すると、蝶ははようやく蛹から抜け出すことが出来たのです。
しかし、蛹から出てきたその姿は、まるでイモムシのように胴が大きく、
背中にクシャクシャと縮まった羽根とも言えないものが生えていました。
蛹から出てきたその虫は、
「ありがとう！あなたのお陰で出てこられたよ！」と大喜びして、
重たい胴体を引きずって去って行きました。
残念ながら、その虫は「自分が本当は何者であるか」
に一生気づくことなく、蝶とは呼べない蝶として、
その短い生涯を終えることになるでしょう。
男は知らなかったのです。
蝶は、堅い蛹の殻の中でもがくことで胴の栄養が羽根に送り込まれ、
そのプロセスを通して、初めて、
空に飛び立てるほど立派な羽が形成される、という真実を。
大空を羽ばたく、美しく立派な羽根がちょうど仕上がる頃に、
蛹の殻が破けるよう、
この大自然の法則には完璧な仕組みが存在している真理を。
ずいぶん前ですが
この寓話を知った時、衝撃でした
セラピストとしての何かの勉強会で聞いた話だったのですが
これって、親子、夫婦、家族、友人など、あらゆる関係性の中でいえること
「良かれと思ってしたこと」が「重大な過ち」になる
以前、師の一人である由井寅子先生が
「治しちゃいけない病気もあるんだよ」と言われたことがありました
ホメオパスとしては、
病気を治したくて来ている方を治してはいけない？！
矛盾してる！と最初は思ったものです
しかし、そう
狭く限られた視点だけで捉えた判断基準で
特にわたしのようなセラピストが人に寄り添い導くと
まさしく「飛べない蝶」を生み出しかねないのです
人が自分らしく生きていくために問題が起こってくる
時にはそれが病気として出てくることもある
大事なのは、
問題を解決することではなく
その問題に気づき学ぶことで
本来の自分らしい生き方に軌道修正するための力
未来を選択する力を養うこと
ひとりひとりのHealing Journeyを見守ること
蝶が舞う季節となってきました🦋
自戒として、常にこの教えを胸に💓
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