さて、「スウェットハウス」の仕組みがすでに世界にあれば、当選の事ながら特許の取得はできない。まずは自分で調べてみることに・・・

ちなみに、現在審査中のものをのぞいて、過去の取得済み特許や申請されたものについては特許庁のホームページの検索システムで検索することができる。

早速ありそうな検索キーワードを用いて検索してみる。
パーライトを使った発明や気化熱で冷却する仕組みは少なからずあるが、「スウェットハウス」と同じものはどこにもない。

が・・・問題はそこではない。特許の公開情報に記載されていた文書のもはや日本語といえるものでなかったのだ。

例えば、ある冷却装置の説明はつぎのようなものだった。

【請求項１】　水は通さないが水蒸気は透過自在なシー
ト状の透過部材と、この透過部材と対向して配置されて
上記透過部材との間に毛細管現象により水が流通可能な
供給路を形成し、流体が透過不能な板状もしくはシート
状で被冷却体側に配置される熱伝導性を有する不透過部
材と、上記供給路に水を送給する配水手段とを備えたこ
とを特徴とする冷却器。・・・・

言葉にはそれなりに自信があったのだが・・・これは一人ではちょっと手に負えそうにない。
（次回に続く）