私の人生の教科書 | 電撃デイジー編 その1

誰しも人生を変えた一冊、人生の教科書がある、なんて言いますが、
わたしの場合それはある少女漫画です。

タイトルは、電撃デイジー

最富キョウスケ作
発売元は小学館、全16巻。
このマンガに出会ってから、わたしの人生はデイジー色に染まっていきました。

このnoteではこの『電撃デイジー』の中身についてメインで語るのではなく、わたしの人生の教科書がどのレベルで私にとって教科書なのか、出会いから振り返りつつ語ります。
でも、この記事を読んで電撃デイジーを読みたいなと思ってもらえたら嬉しいなあ。

■あらすじ

唯一の肉親だった兄・紅林奏一朗をなくした、本作の主人公・紅林照
彼女の心の支えは、兄がなくなる直前に渡したケータイのみでやりとりできる謎のメル友・DAISYとのメール。照ちゃんはDAISYや天国にいる奏一朗に恥じない自分であろうと、しっかりした女の子に成長します。
そして高校1年生の春、色々あって学校の窓ガラスを割ってしまった照ちゃんのもとに現れたのは、極悪非道ロリコン校務員・黒崎祐というキンパの男。照ちゃんに「お前は下僕だ、奉仕しろ(校務員の仕事しろ)」と言いながらも、なんだかんだ照ちゃんを見守ってくれる黒崎。
そしてこの、黒崎が、、
DAISYなんだな〜〜〜!!!!(この時点で私のテンションがマックス)

どうして奏一朗は黒崎に『DAISY』という役割を任せたのか?!
どうして黒崎は照ちゃんに正体を隠しているのか?黒崎の過去とは?
正体がバレたらどうなっちゃうの?照と黒崎の関係性の行く先は?!

ちなみにDAISY(黒崎)はハッカーでして、その辺りも過去に影響してきます。

…ね!
読みたくなってきたでしょ!!!

■わたしと電撃デイジー

さて、ここからは、わたしと電撃デイジーの歩みについて。

小学5年生
近所に住むお姉さんに、ホイと1巻を借りたのが一番最初でした。
初見の感想は、「黒崎、めっっっちゃ怖い」。(竹田を殴るシーン。読んだらわかる。)
続きが出るタイプの漫画の貸し借りが初めてだった私は2巻の借り方が分からなくて、すぐにつづきを読むことはありませんでした。

中学1年生
この頃から予備校に通わせてもらっていたわたしの唯一のたのしみが、横浜の「コミック王国」に寄り道すること。
中学1年女子特有の、少女マンガ貸し借り文化がしっかり訪れていたにも関わらず、当時のわたしは長く続いてる漫画を1作品しか持ってなくて、ちょっとした焦りを感じていました。
そのときちょうど、電撃デイジーの6巻が横浜のコミック王国で平積みになっていたのが、運命でした…

あ!これ1巻読んだ!覚えてる!
そしたら2巻から買えばいっか!!(基本的にお金がないので削るとこは削る)

こうして、2巻を一番最初にお小遣いで買ったのがわたしのデイジー初め

2巻を読んだ私は電撃デイジーにひどく感動し、6巻までを一瞬で買い揃え、最強の「電撃デイジー布教女」になります。
仲のいい友人にはとりあえず貸しまくる。ハマったヤツには買わせる(5人に全巻買わせたって書いてあった)。妹に読ませる。同じベクトルで語れるようにさせる、など。

中学1年生
この素晴らしさを世界に伝えたくなった私氏、アメブロにて感想ブログを始める。(文才がなさすぎて読んでも内容はよく分からない)PCの虫になる。

中学2年生
コミック発売まで待てない!と痺れを切らした私氏、月刊誌を買い始める。ハッカーの黒崎がかっこよくて理系を志し始める。

中学3年生
友達のすすめでツイッターを始める。ブログを読んでくれていたデイジーファンとツイッターでも仲良くなる。デイジーを好きな人が日本中にいる!と嬉しくなる。SNSの楽しさを知る

高校1年生
横浜在住の私氏、兵庫のサイン会に出向く。家族全員巻き込んで旅行みたいになる。(人生初の遠征!)大学の進路を考え始めて、ハッカー=プログラミングやろ!と、情報系の大学や学部を見はじめる。

高校2年生
月刊誌のモニターをやっていた私、いろんなご縁があり、電撃デイジーの作者である最富先生とご対面。号泣する。
当時ハマっていた消しゴムはんこなどをファンレターと共に送り付けていたことやツイッターにて電撃デイジーファンの集い(?)の中心にいたこともあり認知されてたことが発覚。号泣する。
関係ないけど、初期ツイッターアカウントのツイート数が4万を突破し、恥ずかしいのと受験勉強のために新しいアカウントをつくる(?)
そして、電撃デイジー完結!号泣する。

高校3年生
最富先生がツイッターをお始めになる。なんだかんだあって、電撃デイジーの主人公・照ちゃんの誕生日案が採用される。(人生最大の喜び)照ちゃんは頭がいいので、目標にして、がんばる。
最富先生の新作、QQスイーパー(のちのクイーンズクオリティ)がスタート。相変わらず最高である。

大学1年生
無事、情報系の学部に進学。プログラミングできるようになる。インターンもはじめて、そこでのあだ名を「デイジー」にする

大学2年生
無事に成人したことを最富先生に報告お祝いしてもらう。はちゃめちゃに元気と勇気をもらう。

■考察

そしてわたしは今、大学3年生、21歳(!)。わたしの人生は、驚くほど電撃デイジーと共にあります。デイジーに出会っていなかったら、冗談抜きにして、今のわたしはいない。そして、小5ないし中1のときにであったまんがに、いまも元気をもらい続けています。

こうして振り返ると、こんなに素敵なマンガを人生の教科書に据えた12歳の私、センス良すぎでは?!と自画自賛してしまうのですが、これを書いてて、純粋にすごく疑問に思いました。
中学1年生の私は、一体なにを感じてこの作品にのめり込んだんだろう。

感想ブログは中学2年からしかなく、出会ってどんなふうに好きになったなどの部分が残っておらず、あくまで推測しかできないけれど、
私にとって、物語はこんなにも人を感動させて、原動力になることができる、ということをはじめて教えてくれた作品だから今でもわたしの中で生き続けているのかな、と思います。
これから何十年か生きるけど、デイジー以上の物語には出会えないと確信できる。
最初で最後の出会い、ってやつです。

照ちゃんは黒崎のために、黒崎は照ちゃんと奏一朗の思いのために。
誰かのために全力で、大きなものに立ち向かっていくみんなが本当にかっこいい。
そのたくさんの葛藤たちに、中学生のわたしはたっくさんの感動をもらったし、こんな風になりたいと思うようになりました。

あと、主人公の照ちゃんとの出会いも本当に大きくて、
照ちゃんは、自分を守ることは誰かを守ることにもなるんだ、とおごりでも何でもなく判断できる。DAISYや奏一朗の前で恥ずかしくない自分であるためにシャンとしようといつだって胸を張っている。
そんなかっこいい女の子に、中1の段階で出会ってしまった…!!
その頃から、わたしの人生の目標は照ちゃんで、だからTwitterでもnoteでもHNはteruにしています。


たどり着くのをあきらめないうちは迷子じゃない。
着いた所が望んだ場所じゃなくっても
そこからつながる道を探せばいい。
そうすればいつか必ずたどり着ける。
悩んで考えてやっと選んで歩き出した道が
目指した場所につながってないはずはない。

デイジーの中で5本指に入るくらい大好きな言葉です。
これは照ちゃんのお兄ちゃん・奏一朗の言葉で、わたしの人生の先生。
この言葉に出会えたから、目指すところがある時、まず行動することができるようになったのかなって思ったり。
そして、この言葉を電撃デイジーのキャラクターを媒介として私たち読者に届けてくださった作者である最富先生は、わたしにとって本当にDAISYみたいな存在です。

精神的な部分が形成されていく中学高校時代に、電撃デイジーに出会えたこと、本当に誇りに思います。これからも、ずっとずっと大好きな作品です。

電撃デイジー、本当に最高なので、まずは3巻、Kindleでポチってみてはいかがでしょうか?

リンクはこちら!!!!!!!!!!!!!
まずは3巻まで読んで。お願い。します。


あなたの人生の教科書はなんですか?

(デイジーについて語りきれなかったので、その2、書く予定です。)

Teru

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます! シェアやコメントも大歓迎です。めっちゃみてますー!サポートなんて、ほんとめちゃくちゃめちゃくちゃに嬉しいです。飛びます。