このコンテンツについて話すのが、こんなタイミングなの、本当に不本意なんですが。

きょう、『夢色キャスト』というスマホゲームがサービス終了を発表しました。

ゲームのスタートは2015年9月。
つい先日3周年を迎え、記念として開発元のセガ本社でゲーム内楽曲を声優さん達が歌ったショー「DREAM SHOW 2017」の上映会が行われたばかりでした。

誕生日ガチャがないとか、大出血サービスのガチャとか、新規楽曲とか、あぁ……もう終わりが近いのだろうかという予感はあり、毎日ログインしたりイベント参加したりしたけど、やっぱりこの日がきてしまった。

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わたしと『夢色キャスト』の話をさせてください。

高校時代、「ソシャゲを始めたら大学受験終わりだ」とおもっていた私は、一切ゲームアプリをスマホにいれていませんでした。いまの状況を考えると正しい決断だったと確信しています。生活の支障がすごい。

2015年9月ごろ。ちょっと早めに大学受験を終えた私は、「なにかのソシャゲをやる。とりあえず課金する」と決めていました。そんな時ちょうどリリースされたのが『夢色キャスト』。

逢坂良太さん、花江夏樹さんなど、知っていてなおかつ結構好きな声優さんがいたので、始めてみることに。

ここにいたのが、今わたしの一番の目標である、豊永利行さんでした。
この頃は名前を知っている程度で「結構好き」にもはいっていませんでした。

誰におすすめされたわけでもなく、App Storeで一番上位にあがってきたからインストールしたんですよ。
いまとなっては本当に運命だったと思います。

『夢色キャスト』はミュージカルを題材にした作品。
夢色カンパニー（通称:夢カン）と呼ばれるミュージカル劇団が奮闘する姿が描かれています。

初めは夢カンの主宰である響也が好きだったんですが、徐々に彼の幼なじみである 橘蒼星に心を惹かれていきました。
きっかけはめちゃめちゃ単純で、マフィアの演目のイラストが想像を絶するほど好みだったからだと記憶しています。
メガネキャラがスキなんです。

それでよく楽曲も聴いてみたら、

え、待ってうますぎじゃん…
蒼星さん歌うますぎ……

そして様々な演目のセリフを開いていくと、

え、なにこの声色かっこいい…
ちょ、ちょいまってかわいい系もできるんかい！！！！

と、なんとまあ、蒼星さんの演技の幅の広いこと！！！そして大好きな声色！！！！

カンパニーの主宰・響也の幼なじみである蒼星さんが響也をサポートする姿、カンパニー全体を見渡す力、そして圧倒的演技力と歌唱力。そして大好きな声色。圧倒的見た目…
もう推さざるを得ない。
そして2015年の10月には立派な蒼星推しになっていました。

このころは豊永さんよりも、橘蒼星さんがすきだったんですよ。
豊永さんは単に「大好きな蒼星さんの中の人」という認識でした。
それが今となっては、一番の重要人物になってるから人生驚きですよね。

豊永さんについてのnoteはたくさんかいておりますので、割愛させてください。

お芝居のうえにお芝居をするそのスタイル。
お芝居のうえにお芝居をしながら歌うスタイル。
なにもかもが新鮮ですごくて、たのしくて…夢中になってリズムゲームを叩きまくりました。

夢キャスの専用ツイッターアカウントを作り、そこでコミュニティができあがりました。
イベントがあるたびに大騒ぎして、絵師さんに絵を描いてもらっちゃったりして、リアルイベントがあったらフォロワーさんに会って、ひたすら蒼星さんについて語ってみたり…

この楽しさにやみつきになりました。
おもえばこの頃からわたしのオタクは一気に加速していきましたね。。。

はじめての課金も夢色キャスト。
蒼星さんの誕生日が1/7で、リリースしてはじめての誕生日ガチャをまわすためにお年玉でiTunesカードを買ったのをよく覚えています。
家族に内緒にしなきゃ…と思ったけど、なぜか親に車を出してもらってコンビニに行ってそっとりんごカードを買った気がします。
それでちゃんとお迎えできた記憶。たぶん。

春ごろにはすっかり豊永さんの虜になって、たくさんイベントに行くようになっていましたね。
大学生になったのでバイトできるようになって、ちょこちょこ出始めたCDとかも全部買って。
大教室の講義中とかひたすらシャンシャンゲームしていました。（よくない！）
夢キャス経由で大学の友だちが増えたりしてみたり。

全国をまわるファンミーティングのチケットに当選したときは、
もう嬉しすぎて号泣した記憶があります。
ちょうど友達とカラオケに行っていたときで、こんなに体全体で喜びを表現する人間をはじめて見た、という感想をいただきました。動画も残ってるかも。
蒼星さんとしての豊永さんを生で見れたことも本当に嬉しかったですね…

あと夢キャスはわたしのはじめての2.5次元を体験させてくれたコンテンツです。
好きすぎるコンテンツやキャラクターの2.5次元、納得できないかたちだったらどうしようってすごくこわかったけど
夢色キャストはわたしたちを裏切らない！！！ってわかってたのでチケットをとりました。
実際、キャラクターやゲームコンテンツが尊重されてつくりあげられたそれは、もうそれはそれはすごくよくて、
なんで夢色カンパニーを演じている演者さんたちが夢色カンパニーじゃないんだろうって悩むくらいでした。
はじめて俳優さんのブロマイドを買いました。
2.5次元のすごさを初めて教えてもらいました。

そしてDREAM SHOW 2017！
あの時間の幸福度はなににもかえがたいなあ。
本編中、キャストである声優さんはずっと夢色カンパニーのみんなを演じ続けてくれていました。
そこにいたのは夢色カンパニーの7人だった。
ずっと聴きたかった蒼星さんのソロ曲を、豊永さんが歌ってたときの、会場の水色を忘れられない。

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思い出はここまで。
ほかのゲームや実生活が忙しく、あまりプレイできない期間がありました。
でもまあ、こんなの言い訳なんですよね。こういうプレイヤーのせいでサービス終了に追い込まれてしまうわけです。

最近の公式からの発信やイベントの感じから、これはもう…とこころの準備はしていたけど…
悪あがきとして課金してみたりプレイ頑張ってみたけど、だめでした。

実際そのお知らせがツイートで流れてきた時、ちょうどわたしが夢キャスを好きなことをよく知っている友人2人と回転寿司を食べており、突然マジの号泣でした。

信じたくなくて、公式からのメッセージのURL開きたくなさすぎて駄々こねました。
心臓バクバクもとまらなくて、客観的に自分を見た時「だいすきなだれかがしんでしまったみたいなきもちだなあ」っておもいました

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高校2年生のとき大好きな少女漫画・電撃デイジーが完結してしまってぽっかりと穴が空いた心を、『夢色キャスト』はそっと埋めてくれました。

『電撃デイジー』が私の人生の第1フェーズだとしたら、
わたしの第2フェーズは、『夢色キャスト』だと断言できます。

『夢色キャスト』があったからゲームを作りたいと思うようになったし、
なにより、夢色キャスト・橘蒼星役の豊永利行さんとであえたことは、わたしにとってどれだけ大きいことかわからないです。

夢キャスは、私の人生に深く深く刻みこまれるコンテンツです。
私だけじゃなく、プレイヤーひとりひとり、そうだとおもいます。
正直つらい幕引きです。でもそれはやっぱゲームがビジネスである限り仕方がないんだと思います。
けど、こんなに多くの人たちの心を動かしているという事実があります。
ゲームなんてただ時間の浪費だとか言う人もいるけど、こんなにたくさんの感情が動いている。「ゲーム」ってやっぱりすごいな、最高だな。夢キャスって、最高だな。

ミュージカルやお芝居に興味をもてたこと、ゲームを好きになれたこと、ゲームを作りたいと思わせてくれたこと、好きなコンテンツにお金をはらえるしあわせ、同じコンテンツを愛する人たちと交流するたのしさ、コンテンツが人生の幅を広げてくれること、そしてサービスを終了する悲しみも、それを招いてしまったのは自分だというくやしさも、

ぜんぶぜんぶ夢色キャストが教えてくれました。

この終わりを、悲しいだけじゃなくて、しっかり経験にして、『夢色キャスト』のすべてを、じぶんの根っこにします。
この悲しみすら、『夢色キャスト』に出会う理由だったんだと確信しています。

すべてまるっと大切にかかえて生きていきたい。

終わりは、消えてしまうこととは同義ではない。

『夢キャス』からもらったぜんぶが、わたしの財産です。

サービス終了は1/15。
蒼星さんの誕生日が1/7。ぎりぎり祝える…ってたくさん泣きました。
最後の時までめいっぱい遊びます。

3年間、ほんとうにありがとう。
ほんとうにほんとうに、ほんとうに、だいすきです！！！！！！！！

まだ！！お別れは！！！！！言わないんだからね！！！！！

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このnote書き終わったタイミングで、豊永さんがブログ更新してくださった。

号泣！！！！！！！！！！！！！！！！！
とよながさん！！！！！！！！！！
とよながさんありがとう！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
とよながさんが夢色キャストをだいすきでいてくれることがほんとうにうれしいです。

わたしも、夢色キャストが、ほんとうにほんとうに、

だいすきだ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！