4月1日の日記(2)-2009年

そう言えば今日、UFOにさらわれたんすよ…!


はい、エイプリルフールです。 

へっへっへ、騙されたでしょ? 


…正直すまんかった。今年はネタがなくてな… 


どうでもいいけどさ、なんでこの日は「嘘をついてもいい日」なんだろうね? 

直訳すると「4月馬鹿」。 

どうも西欧起源っぽい感じはするけどね。 

Wikiで調べてみると、1564年にフランスのシャルル9世が、それまでは慣習上4月1日が新年とされていたのを、1月1日を公式に新年とするようお触れをだし、これに反発した民衆が4月1日を「嘘の新年」としてばか騒ぎをした、なんて話が載ってるけど。 

このとき、当のシャルル9世は、嘘の新年を祝っていた民衆を片端から処刑した、となっているけど、ここまでくるとなんか眉唾っぽい。 

もちろん、起源には諸説あって本当のところはわからないんだけどね。 

ちなみに、日本でエイプリルフールを広めたのは、実は松下電気創業者の松下幸之助だという話があるとか。 

3月31日は大抵の会社で決算に当たるわけなんだけど、松下電気といえども創業当時は資金繰りが非常に厳しくて、暗くなりがちな決算期の報告に、「これはいかん」と思った松下幸之助がエイプリルフールの習慣を引用して、決算直後の4月1日には「嘘の経理報告をしてもいい日」にしたんだとか。 

不景気を明るく乗り切ろうとしたんだね。 

最近のIT企業なんかだと、エイプリルフールに「ネタ」を仕込むところが多いけど、そういった一方的なお祭り騒ぎになっちゃうのは僕はあまり好きじゃない。 

もちろん、細かいところでちょっとネタを仕込むくらいはいいと思うけどね。ただ、いつなんどきでも同じ品質を提供するのがプロの仕事なんだから、その辺はわきまえてほしいと思う。 

それに、なんかあーいうのって、企業側が「やりたいだけ」に見えちゃってね… 


よーするに自己満足だってことなんだけど。 


「エイプリルフールだからなにか変な事やろう」っていうのは、あんまり粋じゃないよね。4月馬鹿の精神からは少し外れる気がするんだ。 

どうせ嘘をつくのなら、松下幸之助にならって、マイナスを笑い飛ばしてプラスに変えるような粋な嘘をつきたいものです。このご時世でもあるしね。 

まぁ、松下幸之助の話は嘘なんだけどね。

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