悩める40代は「やりたいこと」を探すのか?「ありたい状態」を探すのか?


盟友のサクライちゃんから、こんなポストが飛んで来たら、返信しないわけにはいかないよね?

この記事の中に出てくる、GACKTの話はこちら。

元々は、寺田の初めての転職を肴に、サクライちゃんのファシリでダイアログをしたときに、紹介したのが、キャリア本では寺田の一番オススメのこちらの本。

人間には、「何をするか」に重きをおくto do型の人間と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる
99%の人間はbeing型である。だから、「心からやりたいこと」がなくても悲観する必要はまったくない

寺田は昔から、to do(ミッションや、why)を掘り下げろといわれると苦悩し、それを高々と掲げ、to doに向かっているか否かで、バリバリ意思決定していく人々を見ていて羨ましく思ってきたものです。

一方で、

・ほっておくと、外部環境は厳しく、市場価値は下がり、将来のキャリアの選択肢が減る可能性が高い
・選択肢が減ってから(例えば、リストラされてから)、あわてて選ぶと不幸になりがち

という危機感から、この度キャリアチェンジを考える中で、この本に出会った、みたいな話をしたわけです。

そんなダイアログをしたあとで、サクライちゃんがインスパイヤされたのが、GACKTのこの話。

・選択肢を見ずにゴールから逆算して進んでいく。
・ゴールが変わることは一向に構わない。その都度、自分にとっての一本道を描く

やっぱり、選択肢なんて増やさないほうが幸せなんじゃないの?という投げかけだったりするわけです。

で、寺田が思ったところは、

「ゴールから逆算してタスクに落とすこと」は確かに訓練でできる

・選択肢を見ずにゴールから逆算して進んでいく。

というのはいわゆる「仮説思考」なんですね。3か月後にAになりたい、Aになるためにはその前にBになってるはず、Bになるためには、、、とタスクの仮説を積み上げるわけですね。

おかげさまで経営コンサルタントという生業をやっていると、数か月のプロジェクトごとに異なるゴールを設定して、そこからタスクに落とし込むことには慣れるわけです。確かにこれは訓練すればできるはず。

で、仮説は仮説なので、まあ思い通りうまくいかないわけですよ。で、見直すわけなのですが、問題は、

ゴールを見直すの?タスクを見直すの?

・ゴールが変わることは一向に構わない。その都度、自分にとっての一本道を描く

これをそのまま取ると、ゴールを都度見直して、そこからまたタスク(仮説)を積み上げて、またそこから頑張ろう、と言ってるように見えます。これって、「いろんなゴールを都度見つけよう」ということなら、むしろbeing型じゃん。と思うわけです。

事実、GACKTは後ろの方でこんなこと言ってます。

・ボクの「幸せ」は、「お金」「仲間」「時間」、この3つの要素で構成される“三角形”の面積で決まる。
・全部バランスよく手に入れる方法を考えなくちゃいけない。

え、これまじbeing型じゃん

お金と時間は手段(選択肢)ですし、仲間がいる「状態」が大事ってことじゃん。しかもそれをバランスよく手に入れる方法を考えるって、完全にbeing型ですね。寺田は100%同意できます。

と、思ったんだけど、サクライちゃん、どう思う?

あと残課題としては、

・ミッションとゴールの定義はもうちょっとちゃんとしないといけない
・それはそれとして、40代になってから具体的にどうすべきかを、それこそタスクに落として、誰でもやれるようにしたい

というところは、次、いつやろうか?



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