IMG_5602のコピー

よしぬんの山手線徒歩一周記②

ー西日暮里〜新宿編ー

前回に引き続き、今回は西日暮里〜新宿間を綴っていこうと思う。

西日暮里(12:11発)を出ると次は田端。田端は大きな車両基地があり、道が複雑なので線路の内側の道を歩いていく。高架橋をくぐり右折し線路に沿った坂道を登っていく。坂道を登っていくと山手線の高さを追い越し、右手奥に新幹線の高架橋が見える。(下の写真、E7系新幹線)実は上野駅地下ホームから発車した新幹線は日暮里駅付近で地上に顔を出す。そして西日暮里駅付近でこの高さになる。付近には高いマンションが少ないので絶好の撮影スポットにもなっている。

                         (田端駅方面を望む)
田端には新幹線の車両基地もあり鉄道ファンには欠かせない場所である。
(余談だが、王子駅近くの飛鳥山公園の桜と新幹線の組み合わせの写真はすごくいい)

右手に線路、左手に住宅街をのぞみながら歩いていくといつの間にか田端駅南口についていた。

田端の丘の上の方は何軒か商店が並んでいる住宅街となっている。この写真は南口のものだが北口の改札の方が大きく、北口駅前には飲食店が数多く立地し近くにはJR東日本の東京支社ビルが建っている。(写真中央奥)
田端で京浜東北線と離れ山手線は方向を90度変え、一路西の方へ続く。田端にある、タバタバーにはぜひ一度足を運んでみたい。

 田端駅を12:24に出発し駒込に向かう。小さな商店街を歩くと山手線と湘南新宿(山手貨物線)の陸橋にあたり、ここを左に曲がる。ここからまた線路沿いを歩いていく。実は田端〜駒込間には山手線現役唯一の第二中里踏切がある。この踏切もいずれ無くなるとか無くならないとか。そんな踏切を横目に坂を下ると駒込駅に出る。駒込駅東口から北口へはまた坂を登らねばならない。東口も駅前商店街が栄えているが、北口は南北線への乗り換え口であったりバス停があったりで、こちらも飲食店が多く存在する。
 また六義園への最寄駅となっていて利用する人も多い。

 駒込の次は巣鴨。駒込12:44出発。駒込駅前には染井吉野公園があり、線路沿いに桜の木が植えられている。駒込とソメイヨシノの関係はよくわからないが。(どっかの本で江戸時代にここら辺でソメイヨシノという品種が作られたとかなんとかって書いてあった記憶がある)ちょうど桜のシーズンだったので歩いていて気持ちよかった。ここも線路の両端に桜が植えられており、線路沿いを歩いていくとまもなく巣鴨駅に到着する。巣鴨はおじいちゃんおばあちゃんの街として名を馳せているが、近くには巣鴨中高やスポーツセンターが存在し若者の活気もある街である。

巣鴨(12:54発)の次は大塚。
巣鴨駅からも線路沿いの道を歩く。しばらくすると住宅街に入り坂道を降りて線路から少し外れる。巣鴨警察署をすぎて飲食店が増えてきたな、と思ったら都電の線路が見え、そこはもう大塚駅である。
ここら辺の区間は一駅ごとの距離が短いので非常にありがたい。

余談であるが、山手線の一駅区間で一番短いのは日暮里〜西日暮里間である。

大塚(13:06発)の次は池袋。大塚駅から池袋駅への道はかなり複雑なので、少しショートカットをした。
駅の連絡通路を通り都電に沿って歩く。都電荒川線は東京で唯一の路面電車で三ノ輪から町屋、王子、大塚と通り早稲田まで結ぶ路線である。日本の高度経済成長に伴って社会問題となった交通渋滞を減らすために地下鉄の建設が相次いで進み、同時に都電は姿を消していった。その中でも比較的道路を走る区間が少なかった都電荒川線のみが残ることとなり今に至る。

さて、路面電車の線路に沿って向原の駅の方に進むと春日通りにぶつかる。ここを右折サンシャイン方面に向かう。サンシャインまでくれば駅はもうすぐ。
東池袋の駅を通過し、まっすぐ進むとそこは池袋駅前の五差路。やっと西側の駅に出て来た!いけふくろうで有名な池袋。池袋駅は東の西武、西の東武に加え、東京メトロが乗り入れする大きなターミナル駅である。ちなみに東京メトロの中で一番乗降者数が多い駅としても名を馳せている。

池袋の次は目白。池袋13:30出発。さてここからは南下を始める。今回はなるべく線路沿いを歩きたいのでここから外側を歩くことにした。
池袋駅を出てジュンク堂の方に行き高架下を潜って左折。またまた住宅街の中をくねくね曲がった道を進む。途中、西武池袋線の立体交差とぶつかる。(そこで目白方面に撮った写真が下の写真。)意外とここ撮影スポットかも。そんなこんなで目白に到着。目白駅は周辺に学習院大学があり学生で賑わっている。

目白駅は新大久保、鶯谷とともに山手線乗降者数ランキングのワースト3に数えられている。乗り換え路線がないというのが大きく影響しているのかもしれないが、この3駅にもそれぞれ魅力があるのでぜひ降りてもらいたい。

目白(13:49発)の次は高田馬場。目白駅は学生でごった返していた。ここからは内側をまた歩く。なぜなら途中から新宿まで一本道だから。
学習院椿の坂という学習院に沿った坂を下り住宅街を線路に沿って南下すると新目白通りにぶつかる。ここから線路に一番近い道に入り、南下を開始。この道が例の、新宿までつづく一本道だ。途中神田川を渡るともうそこは高田馬場駅である。高田馬場駅はご存知の通り、発車メロディーが鉄腕アトムになっており、これは近くに手塚プロダクションがあることに由来している。これは余談だが駅の発車メロディーは上りと下りで変えてあり、駅員が間違えないように工夫がされている。
 また、高田馬場は早稲田大学の最寄駅であり学生街としての顔もある。

高田馬場(14:00出発)の次は新大久保へ向かう。
平和の女神像といわれるバスロータリーを通りビッグボックスを脇目に南下をしていく。ここは学生街ということもあり、チェーン店をはじめとした飲食店が軒を連ねる。飲食店の並びが終わり信号を渡ると逆に緑が増える。
線路脇に樹木が植えられておりずっと歩くと騒がしい通りに出る。もうここは新大久保。
新大久保はかつて韓流ブームで一世を風靡した街であるが、そもそもこの街は多国籍の街であり、アジア系だけでなくインド系など数多くの外国人が暮らしていて、韓国料理、中国料理、インド料理をはじめ多国籍料理店が立ち並ぶ。
もちろん、大久保町の隣には百人町という地名があり、これは江戸時代の鉄砲隊からきているらしい。ゆえに多国籍ではあるが古風な日本の跡も随所に見られる面白い街である。

新大久保を出ると次は新宿。新大久保14:16出発。
 ここからも高田馬場から続く一本道を南下する。西武新宿線沿いの道をひたすら南に歩いて行く。先には西武新宿駅のビルや代々木のタワーが見える。
 そのまま歩いて行くと靖国通りにぶつかり、信号を渡ると歌舞伎町に突入する。とは言っても、西武新宿駅の下を歩いて行くのでそんなに歌舞伎町らしさは感じられない。
 さて、西武新宿駅の地下の謎を皆さんご存知だろうか?実は西武新宿駅の真下に大きな地下空間があるというのである。
 これは上越新幹線が大宮から東京乗り入れ工事をするときに東京駅に乗り入れるのではなく、新宿駅に乗り入れる計画があったことに由来する。もともと現在の西武新宿駅の真下に駅を作る計画であったそうだがその計画はなくなり、現在その空間がどうなっているのかはわからない。
 西武新宿駅を抜けるとそこは新宿駅西口の大ガード。目の前にはヤマダ電機の大きな看板が見える。もうそこは新宿。そのまま歩くと新宿駅西口に着く。

今回はここまで!次回は新宿〜大崎間について!

ではでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?