見出し画像

初めまして。外航船員の「てる」です。

皆さん、明けましておめでとうございます。
ついに、新年が始まりましたね!
 
今年も皆さんにとって素敵な一年になりますように。

今年はうさぎ年ですね。


さて、私は外航船員の"てる"と申します。

これからは、”テル”って気軽に呼んでください!
 
まずは簡単に自己紹介をしたいと思います。
 
私は社会人2年目の現在24歳。
新卒で外航海運会社に入社し、商船の三等機関士として働いています!

※「機関士」という職業にはあまり馴染みがないかと思いますので、今後改めて紹介しますね。

出身は、海とは離れた関東の地域で、小さい頃から畑に囲まれながら育ってきました。
 
趣味は、カメラ(予定)、登山(予定)、グルメ(予定)、サッカー(本当)。

つまり、サッカー好きな趣味なしボーイです!

皆さん、これからよろしくお願いします。


|海の上に〇か月…!?

太平洋横断(Asia〜LA)

ところで私は、外航船員という職業柄、

一年間365日のうちの、約半分〜三分の二は海(船)で仕事。
それ以外の期間は陸上で休暇。

という特殊な生活スタイルで過ごしています。
 
現在は休暇中の身ですが、ちょうどこの記事を書いている次の週から、また海に戻ります。
 
ただ「海に戻ります」と簡単に言ってみたものの、これが外航船員の宿命!

一旦船出したら、なんと、


半年間、陸に帰ってこれません。


乗船前日のわたし。(イメージ)


驚きましたか?

外航船の船乗りは、乗船期間が平均で約6か月
その間、一度も陸に帰ってくることはできません。

そのため、乗船中は、
家族や友人、恋人には会えない、コンビニに行けない、レストランに行けない、どこかに遊びに行きたくても、もちろん行けない。

う〜む、書いてて辛くなってきますね...

お分かりの通り、船乗りというのは精神的な面で相当ハードなお仕事なんです。

こんな生活、普通だったら想像つかないですよね!

ただ、ここでツウな方から、こんな声が聞こえてきそうです。

「あれ、船乗りさんって、港で上陸して遊びに行けるんじゃ...?」

おっと、これは良い質問ですね。

ずばり、答えは"Yes"であり、"No"です!

というのも、以前までは言うまでもなく"Yes"だったのですが、ここ数年はCOVID-19の影響から、多くの港で船員の上陸が禁止されている状況です。

つまり、やっと港に入って陸地はもう目前。海外特有のオシャレで、煌びやかな街並みがすぐそこ!
という感じなのにも関わらず、かたくなに一歩も降りさせてもらえないんです。

船から見たドイツ・エルベ川の景色。上陸はできず。

COVID-19の世界的な流行真っ只中で入社した私は、残念ながらいまだ外地での上陸を経験したことがありません。
昨年乗船した際も、半年間ずっと船に乗りっぱなしでした。

なんだか、パイレーツ・オブ・カリビアンに登場するデイヴィ・ジョーンズの姿を思い出しますね。

ただ、最近になってやっと上陸を認めてくれる港が増えてきたので、今後の進展に期待です!

次の船では上陸できるといいな。

【てるの豆知識➀】
外航船員は、船が港に入っている間は自由に上陸し、遊びに行ける。
世界中の港に入るので、旅行好きの人にはたまらない!
ただ、現在はCOVID-19の影響により、上陸は制限されている。


|私が発信していきたいコト


さて、話は変わって、私が今後noteでどんなことを発信していきたいのか。

それについては正直のところ、「これだ!」というものは決めれていません。

ただ、せっかく船の上という非日常的な世界からお届けしていく予定なので、

・船に乗っている私でしか発信できない"リアリティさ"に溢れるコト

・皆さんと私、双方が非日常を楽しみワクワクしていけるコト

この2つのモットーを掲げながら、日々執筆していきたいと思います!

例えば、こんなコトを発信していきたいです。

・船内生活のリアル(部屋や食事、自由時間の過ごし方など)

・船での仕事(機関士)のリアル

・船から見える絶景(満天の星空の撮影にチャレンジ予定!)

・船に乗ってて日常的に思ったことや気付き

・陸にいる皆さんからの質問や悩みに答える、"船乗り質問コーナー"

・船に乗ってわかった、人生で本当にたいせつなもの


今後は上に挙げたような内容を、世界じゅうの大海原を航海しながら、随時お届けしていきます!

皆さん、ぜひ楽しみにしていてください。

外航船員てる

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?