CADとCGの両方の技術を知っている人が必要となる時代へ

2019年7月9日(火)非常勤講師を務めている北上コンピュータ・アカデミーで高校の先生方へ「最新のIT技術と今後の展開」について講演をさせて頂きました。

上の写真、校長先生が習字で演題を書いてくださいました。
デジタルも良いですが書道の素晴らしさを感じた日でもありました!!

講演は、3DCADの専門家として、CADとCGの技術を融合させたモノづくりが行われていることについて話しをさせて頂きました。

数年前までは、CADとCGは別なソフトでデータ互換性がなく、CADで作ったデータ情報をCGに取り込んだり、CGデータをCADに取り込むことが上手くできなく、そもそも連携して使っていこうというモノでもありませんでした。ただ近年、3Dプリンタの発展、ブームによって、CADとCGのデータがシームレスに行き来できるようになってきています。

CADでは出来ないことを、CGソフトで、CGでは作成が難しい形状をCADで作成するなどの良いとこどりをして使うようになってきていて、最近では、VR/AR/MRなどとった仮想現実、拡張現実などと連携して、製品の操作性を確認したり、工場の設備の中を歩いてみたりなど、設計での活用も進んできています。

私は今後、CADとCGの両方の技術を身に付けている人材というのが重宝されるだろうと思っています。北上コンピュータ・アカデミーでは、CG・CADコースが以前からあり、今後の需要が楽しみです。

他には、3Dプリンタ技術が発展したことでのジェネレーティブデザインについて話しをさせて頂き、society5.0についても内閣府の動画をみてもらうなどして情報提供を行いました。

その後の、高校の先生と学校との情報交換でも講演の話しが話題になり、最低限の役割を果たせたかなとホッとしています。

今後も自分の知っている知識を発信していきながら、地域のため、地方のために自分に出来ることをしていきたいと思います。

noteを最後まで読んで頂き有難うございます。 東北の岩手県北上市で3DCAD/CAM/CAE、3Dプリンタ、3Dスキャナ、リバースエンジニアリング等、ものづくりエンジニアの育成、企業のサポートをしています。地方創生・地域活性化に取り組んでいます。よろしくお願い致します。