テルえもん訪問記-Vol.01~和同産業㈱

2019年6月5日(水)
岩手県花巻市にある『和同産業株式会社』を訪問してきました。

オートデスク株式会社でFusion360のエバンジェリストをしている藤村さん(写真左)と一緒に訪問。

訪問理由は、国内初のルンバのように自立走行する「ロボット草刈機」を実際に見せて欲しくて!!

玄関入って呼び出しする電話の棚の下に3Dプリンタで造形した試作品が展示されていました。

私も3Dモデルを作成する際に少しお手伝いをさせて頂いておりまして、ボディのデザインは、女性社員がデザイン画を描いて、それを一度3DCADでモデル化しようとしましたが、細かい部分で分からないところがあったので、一度、実際のモックを作成し3Dスキャナで測定して3DCADデータ化しています。こうして実際の物が出来て嬉しいです♪

こちらが実際に完成したロボット草刈機。

販売は来年を予定していて、今年はモニタを募集して実際に動かしながら更なる改良を進めていくようです。

このロボット草刈機の特徴として、スマートフォンと連動して状況を確認することができるようになっています。こちらは自社には技術がなかったため他の会社の協力をもらい開発したとのことでした。自社で全て行おうとすると時間も費用もかかってしまいますので、自社では出来ない部分に関しては他の会社と協力して進めることも非常に重要なことですね。

和同産業㈱さんは、除雪機や草刈機・豆刈機などの農業機械の開発設計から生産、販売までをトータルで行っている会社です。

草を刈るという技術は以前から持っていまして、その技術を活かして開発されたのが「ロボット草刈機」。

りんご園などの果樹園の雑草を刈る際に使用することで、これまで苦労していた作業の自動化を行うことができます。暑い中、草を刈る作業は大変ですから、こういったロボットが自動で草を刈ってくれるのは有り難いですね。

訪問の最後に、実際に動いているところを見せてもらいました。

ボディが、かわいらしくもあり、カッコいいところもあり、愛着が持てる感じのデザインだなと感じました。

詳細な開発プロセスについては、2019年8月31日(土)に岩手県北上市にある「鬼の館」にて、Fusion360のmeetupを開催する予定なので、そこで和同産業さんから開発プロセスを発表して頂く予定です。

今回訪問した和同産業㈱さんのホームページ
https://www.wadosng.jp

今後も「テルえもん訪問記」を気まぐれですが、投稿していこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。

noteを最後まで読んで頂き有難うございます。 東北の岩手県北上市で3DCAD/CAM/CAE、3Dプリンタ、3Dスキャナ、リバースエンジニアリング等、ものづくりエンジニアの育成、企業のサポートをしています。地方創生・地域活性化に取り組んでいます。よろしくお願い致します。